赤沢
雨
気温17.8度
北北東の風6m
水温20度
透視度7~12m(ボートポイント浅めで)「ナライ」と呼ばれる北東の風が強いのですが、赤沢にとっての北東は海風ではなく山からの風になるので、白波が打ち寄せるというような影響は受けません。ただウネリの方向は南東からでしたので、写真で見る右沖合からやって来る事になり、影響を受けます。
朝早くはまだ良かったのですが、だんだんと潮が引いて来て、昼過ぎには港内が随分と浅瀬になってしまうと、堤防から回り込んだ波が港内を巻きあげて濁らせてしまいました。
でもボートポイントは大丈夫。ゆったりしたウネリはあるものの、潜降ブイの下あたりまで行けばいつもと変わらない世界でしたよ。日差しはないけど・・・
日差しがないから活発だったのかどうかは?・・・ですが、岩の隙間にホンドオニヤドカリ数匹を発見、真中の一匹は大きなサザエをごそごそと何やらしています。
ホンドオニヤドカリはサザエを宿にする大型のヤドカリ。成長するにつれ、より大きなサザエに引越ししなければいけないのに、周辺に良い空き物件が無い場合は、生きているサザエを襲い、力ずくで空き物件を作ってまで引越しするらしいのです。
格闘シーンは何回か見た事があるので 「ああ、この後どれくらいで勝負がつくのだろう?」と、いつも思っていました。
何匹もヤドカリが集まっている今回は、どんな勝負状態なんだろう?と、動画を撮りながら後ろを向いている大きなサザエをそーっと裏返してみると・・・
なんと!すでにサザエの蓋がこじ開けられています!
しかも喰ってる!
↓こちらは去年10月の格闘シーン
こんなシーンを見るかぎりでは堅く蓋を閉じたサザエをヤドカリが無理やりこじ開けて勝つ事が本当にあるのだろうか?と疑問に思っていました。でもサザエの御臨終を見せられては疑う余地はなくなります。
きっと何時間、時には何日もかけてサザエの蓋が緩むのを待ち続けるのでしょう。
ふっ、っと緩んだ瞬間に、グシッ!っと・・・
できることなら、そんな勝負のつく場面を見たいものです。
しかしまぁ自分より大きなサザエを食べて、なおかつ家にしてしまうなんて“究極のグルメ”ですよね。
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