2010年10月31日日曜日

【赤沢:10/31】ハロウィンダイビング(自主開催)



曇り一時晴れ
気温19.2度
北北東の風7m
水温22~23度
透視度6~13m





台風は過ぎ去ったものの、北風も強く、川奈や富戸、IOPは大荒れでクローズ。でも赤沢は風波なく、ウネリも少なく十分に潜れる状態でした。ちょっとした場所の違いで随分と変わるものだなぁ、とあらためて感じた台風14号です。



10月31日はハロウィンですので、仮装して潜ろうという若者たちが集結しまして、そりゃ集まれば戦隊ものなのです。




予想に反して?いやいや失礼・・・。かなりカッコよく決まっている5人衆。

通りがかった若い漁師さん達は、「かっこいいぃ~!」と絶賛し。決めポーズを写真に納めていきましたた。
もうファンもついてしまったようです。




ダイバーで結成された「海中戦隊」ですから、海の平和を守るため、もちろん潜ります。






海の平和のためには、視野の狭さや見えにくさなど言ってられません。








海には、ダークサイドを代表する“あの方”がいます。

最近アクアティック・プロにいらした方にはわかるかもしれない、例の方が、5年の構想期間を経て、いよいよ完全に水中に現れたのです。


この“海中戦隊”。調子に乗ってドラマ仕立てに動画を撮影しまして、近日公開予定です。




----はたして、海中戦隊は邪悪な者たちから海を守れるのか-----






ご期待下さい。






普通にも潜ってます(笑)

台風直後なのに透視度はとっても良かったです。
超浅瀬のナンヨウツバメウオのバディは荒波に負けずに健在。よかったよかった。

色変わりベニカエルアンコウさんも定位置にいましたし、堤防外はクロメジナやオキタナゴ、ヘダイ、カスミアジなど、群れ群れの状態でした。

11月は、20(土)に富戸で海鮮みそ汁の日があり、海の幸たっぷりの味噌汁や焼き物が無料で振る舞われます。
月末にはIOPに恒例の「水中クリスマスツリー」が設置されるでしょう。
アクアティック・プロも特別企画を出しましょうかねぇ。


秋の伊豆は、まだまだ入り口。これからがグッと盛り上がるのですよ!



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2010年10月29日金曜日

富戸秋祭---伝統の鹿島踊り---


2010年10月29日。今日から富戸の秋祭りです。
雨の日の多い中、さらには台風が接近間近という時に、見事に、ほんと見事に晴れ間になり、お祭り日和です!

普段の三島神社は、とっても静かですが、この日は富戸の各地区から山車が集結し、狭い境内は驚くほど賑やかになります。




そうだよ、これが祭りだよ、というようような風景。



白装束に烏帽子姿の男たちが踊るのは「鹿島踊り」。
御囃子とわっしょいわっしょいの神輿しか知らない人が見たら異様な光景に見えることでしょう。
神輿もこの格好で担ぎますが、「わっしょいわっしょい」などの掛け声は無く無言で、さらに屋台へと突っ込んでいきます。

http://www.youtube.com/watch?v=oElwjVB4o3c (2009年の映像です)


是非、本物を見に来て下さいね。











台風はもろに接近中ですが、明日は大瀬崎あたりに行こうかと思います。
早めに潜って夕方からは台風をやりすごし、31日の日曜日は東伊豆で潜ろうと言う、超前向きな考え。
南からの吹き返しで富戸か川奈あたりは潜れるのではないかと、だんだん本気で思えてきました。


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2010年10月28日木曜日

【赤沢:10/28】週末にミラクルは起こるのか・・・?



気温12.7度
北北東の風8m
水温23度
透視度8~15m

いやぁ、今日の海はぬるま湯の様に温かく感じました。
陸は雨模様で寒かったですが、海の中はいつもと変わらずなんですね。微ウネリがあってやや揺れるものの、浅瀬の砂はほとんど巻きあがらない、という程度でした。水は綺麗です。


台風が接近中ですが、明日は富戸のお祭り!
まさに神がかり的に晴れ間が覗くようで、予定していた水中撮影のロケもこの荒れ模様で中止になたったことだし、富戸の祭りを堪能します。


週末は・・・
土曜は大瀬崎で潜って、日曜の明け方に台風が通り過ぎ、吹き返しの南風で川奈あたりが潜れるとか。。。
神がかり的な予想を立てています(笑)




北風に強い赤沢は浅瀬も楽しめましたよ。
ここ最近は見に行けなかったナンヨウツバメウオの幼魚。同じ浅瀬に仲良く2匹でいますねぇ。
台風が接近中なことは伝えておきました。



堤防外に群れ群れに群れているのはこいつです。クロメジナ。
メジナも同じようなスタイルですが、やや細身なのと、鰓ぶたの縁が黒いのが目立ってます。

普通にいる生物ってあんまり話題になりませんが、調べると結構面白いですよ
なんかこう、季節感が感じられる様な気がします。


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【赤沢:10/27】綺麗な花には毒がある


晴れ時々曇り
気温15.1度
北の風3m
水温23度
透視度10~20m

気温が冷たくなってきたので海の中がホントに温かく感じます。水中はまだ23度、夏の余韻を引きずっているような水温です。



ボートポイントでは超群れ群れの状態がありました。
イシガキダイが突進してきたかと思うとクロメジナの群れがドーっと視界一面を右往左往し、見上げるとオキタナゴガ舞っていてブリが横切って行くのです。

こりゃ動画だろ、ということで。







この乱舞は迫力でした。
クロメジナの群れはもしかしたら産卵行動に関係あるのかもしれませんね。もっと注意深く観察してみます。








綺麗でしょう?

まるでアジサイの花のようですが、動物の一部です。



ラッパウニの棘なんですねー。ラッパウニは西伊豆では多く見かけますが、伊豆高原周辺ではちょっと珍しい方ですね。

ウニの棘と言えば、針の様に尖ったものをイメージしますが、マジックハンドのように物をつかむ構造になっているものもあるのです。

普通のウニではとても目立たない叉棘なのですが、ラッパウニはこれがメイン。

大きくて花の様に広がる叉棘が全面に広がっています。

触ったりすると、この花びらに見える部分が閉じて手にくっついてきます。小さな小さな棘が皮膚に引っかかってるんですね。

棘には毒があります。

人によっては呼吸困難になることもあるそうなので、お気を付け下さいね。







ヘラヤガラに出会いました。
伊豆ではよく見かけるアオヤガラとは近い親戚ですが、こちらの方の住まいはもっと南方。
あまり頻繁に出会う魚ではないです。
体のカラーリングは、真っ黄色だったり、ベージュだったり、縞が入っていたりとかなり多彩ですが、この子はお尻が黒から黄色のグラデーションになっていて、さらには白と黒の水玉模様のオシャレさんでした。





こういう「○×が□△に…」、というシーンが好きなんです。
ホンソメワケベラがウツボの口の中を掃除していても、ウツボは決してホンソメワケベラを食べたりしない、という話はよく見聞きする話ですが、実際よく本当に食べてしまわないものだと感心します。

ウツボの顔も「お願いしまーす」という表情だと思うんですけどね。。。

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2010年10月26日火曜日

【赤沢:10/25】エビ流血事件



曇り時々雨
気温19.6度
北の風1m
水温23度
透視度12~20m



南東からの微ウネリですが快適です。堤防を回れば透視度15m以上確実。
お昼位に少しだけ日が差したら、そりゃもうキラキラと綺麗でしたよー


今日は久しぶりにリサーチしてきました。


これ、かわいいでしょ

岩と岩の間にスッポリとはまっているのはウニの殻なんです。ちょうどうまいことウニの殻に穴があいていて、コケギンポが棲みついているんです。

そりゃぁ中は広いですよねぇ、中にベッド位あるんじゃないかって思ちゃいますね。うまい棲みかを見つけたもんです。
まさに「マイ・スイートルーム」




淡いオレンジだったのがピンク色になって、別の岩に引っ越ししてオレンジに戻ってきたのが、さらに元の岩に戻ってきてさてどうなるのと言うベニカエルアンコウさん。




ドンと構えるブラックイロカエルアンコウさん。
いや、たまにはカメラの前にクローズアップレンズとか付けて撮ってみようかなぁ、と思いましてね(笑)
カエルさん系はいい被写体です、動かないから。。。


もう一丁。


最近お目見えしたイロカエルアンコウのニューフェイス。2cm。
「若い!」って感じしますね。
3個体とも水深5m以浅です、じっくり見られるでしょー?




最初は冗談のつもりだったのに、本当に人間の手を掃除するのに慣れてきたサラサエビ達。
今日は調教訓練のつもりで長めに掃除させていましたら・・・


おやおや?奥の隙間から何やら別のエビが出てきました。
ハサミからすると、どうもテッポウエビ系のようですがよくわかりません。
かなりビビリで、ちらっと見るしぐさをするだけでも引っこんでしまうんです。
僕の手には相当な興味があるようで、引っこんでもまたソロソロと出て来ては引っこんでを繰り返します。
引っこまない様に我慢してジッとしていると、指にハサミが触れるまでの所まで来ましたが・・・
ちょっと指を動かしたらピューっと引っこんで行きました。そのうち慣れて出てくるようになるかしら?とは思うものの、よく考えたらあんな強力なハサミでつつかれたくないもんです。
そんなことをしてかなり長い時間、新顔のエビと遊んでいたもので、手の上はサラサエビのお掃除天国になってましたが
よく見ると・・・

流血してました・・・
チクチクするなとは思ってたんですけどね
まさか血が出るまでほじられちゃうとは思ってませんでした(笑)
サラサエビに掃除されてるウツボが、時々「ピクッ」と体をくねらせるの、あれはやっぱり痛かったんですね。
身をもって実証でございます。
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【富戸:10/24】水中戦勃発


曇りのち雨
気温18.1度
北北東の風2m
透視度12~20m
水温22~24度

ちょっと曇り空の日曜日。北風なのでまだ波があるかなと思ったのですが、アクアティック・プロ別館の2階から双眼鏡でヨコバマのスロープをチェックすると、ウネリも治まっていて特に問題なし。
海から上がったとの肌寒さは温泉丸で温めることにしました。

多少チョッピーな海面ではありますが、ウネリは無くなっていてエントリーエキジットは楽勝でした。



多少バラついてきた感もあるソラスズメダイの大群ゾーンですが、まだまだいーっぱいいます!
タイミングによってはグッと凝縮して青い壁みたいになりますよ。



上を見上げるとキビナゴの大群が行ったり来たり。
ホントもの凄い数です。




突然に群れがあやしい動きをするので、ムムム。捕食者の気配が・・・
なかなかいいサイズのブリの突進です。
ブリが突っ込んで群れに穴が開くシーンを撮りたいなと思いはするのですが、なかなか難しいものです・・・




岩場の影にひときわ目立つのはコガネキュウセン。
1cm~2cmほどの子供はその名の通り黄金色に輝いています。





フリソデエビがいるというのを聞いて、ちょっと遠出でしたが会いに行ってみると
いましたいました、アカヒトデをむしゃむしゃお食事中です。
それにしても、やっぱり不思議なデザインのエビですねぇ・・・
ハサミの振袖なんて大きすぎてハサミとしては使えてなく、別の足でヒトデを食べるんですよ。




先月の台風で流れてきた流木の名残か、砂地に竹が落ちていました。
この落ちている竹。槍投げのように飛ばすと面白いように飛んでくのです。まさに水中槍投げ。
で、若いダイバーに槍投げてみると・・・




数分後には空中戦、いや水中戦になってました(笑)
もはやレギュじゃなく竹咥えてるし。。。

じ、自由だ・・・



水中戦は治まりそうもないのでほっといて、じっくりと足元に目を凝らすと・・・

カミソリウオいますねぇ。


まわりの芦は、やっぱり台風の置き土産ですね、カミソリウオのカラーも何となく流木色の様な気がします。




(今回の写真もCHIKAさんありがとう!)


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2010年10月25日月曜日

【赤沢:10/23】祭りの奇跡


晴れ
気温19.3度
北の風1m
水温24度
透視度15~20m(ボートポイント)

秋晴れになってくださいとお願いしたら、本当に秋晴れになっちゃいました。
富戸や川奈、IOPが高波でクローズする中、微ウネリがあるものの穏やかな海況の赤沢、ホント最高っ!




さらにボートで青い海独占!



最近ご無沙汰感のあったイボイソバナガニ。
それほど深くないところに大きくて見やすい個体を発見、今後も出会う事になりそうです。





9月に入った頃からキンチャクダイの幼魚を沢山見かけるなと思っていましたら、うっすらとブルーのラインが出始めた成長中の子に出会いました。
赤沢ボートポイントには大人も幼魚もたくさんいるキンチャクダイですが、どうもこの中間柄には出会いにくいですね。
この子が同じ岩陰にいてくれれば順々に大人へのステップが見られるんだけどなぁ・・・



真っ赤な体に白とブルーのラインのミナミギンポ。
すっごく派手カラーですが、海の中ではライトアップしないと赤ではなく黒い体に見えます。
人間だけが見る事ができるんですねぇ。





黄色と黒の縞模様。まるで阪神タイガースな巻貝はトラフケボリ。
これだって人間しか見る事のできない派手カラーです。





カメがいないかなぁ、と思って浅瀬の方へ行きましたが出会えず。
さぁ浮上しようかと上を見上げたらいました。
上か、上なのか、うーん上ってのは予想外だったなぁ。それにあそこは丁度安全停止するところじゃん。くふぅ・・・
大きさ的には最近高出没率の例のカメ君でしょう。
「息を吸ったら下に降りてくるんじゃないかなぁ・・・」と期待して横移動したのですがそのまま水面際を優雅に去って行きました。
また今度!




MANAMIさん200本達成おめでとう!
次は222でね。




まさに「秋」という綺麗な夕焼けを見ながら温泉に入った後はぁ・・・






目の前の堤防から花火ドーン!
今日は赤沢地区の秋祭りなんですねぇ
小さなお祭りなので20分くらいしか打ち上げしませんが、もうそれはそれは轟迫力!
体で振動を感じて視界いっぱいに花火が広がる感覚はNO1でしょう
あまりにも近すぎるので堤防と花火は一緒に写らず・・・
UPした写真は水上花火です。


(イボイソバナガニから4枚と花火はCHIKAさん撮影、ありがとう!)
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2010年10月22日金曜日

【赤沢:10/21】忍者カエルのその後


曇り時々雨
気温19.2度
北北東の風2m
水温23度
透視度15~20m(ボート)
     7~12m(ビーチ)

朝はウネリもなかったのですが、お昼前からだんだんと波が高くなってきました。
エントリーに問題があるレベルではないのですが、ビーチの浅瀬は揺れますね。
超浅瀬0.5mにいるナンヨウツバメウオを見に行こうかと思いましたが、濁っていたのでやめました。
水深10mを超えれば快適ですが、半端な浅瀬なら港内の方が楽しいです。

週末に向けて天気も良くなり、波も穏やかになってくる予報です。
そして土曜日は赤沢の花火大会。
どうか、どうか絶好の秋伊豆でありますように!





ボートポイントはいい水になってます。20mは余裕で見えましたよ。
見えると群れが目立ちますね。
イシガキダイの群れが向かってきたり、遠くをメジナの若魚が玉の様に移動していたり。
秋の伊豆ですねぇ。こうでなくっちゃ。

9月30日にやってきたカエルアンコウさん。
この時はブログでも「淡いオレンジだ」と言っていたのですが、その後変化がありました。
(写真は9/30日)




同じ個体の10月16日の写真。
すっかりピンクになって、みんなから「ピンクのカエル」と言われていました。
その後行方不明になり、隣の岩に現れたのですが・・・



ちょっとオレンジに戻ってるんです。

ピンクだと思ってた僕には目に入らず、隣のゲストが「いたっ!」って叫ぶ声で気付きました。
普段は「この辺だよ、探してみてー」って、いるのがわかってて“ウォーリーを探せ”してもらったりするのですが、今回は期せずしてやってしまいました。(苦笑)
環境によって結構色彩は変わってくるようですね。
やっぱり相手に岩だと思いこませ、エスカの疑似餌で誘き寄せるんですから、自然と岩に馴染む能力があるのでしょう。
確かに、ピンクだった時の岩はサンゴモが多かったですね、写真の岩のピンクの部分はサンゴモです。引越した先には高さのある海藻もあり、オレンジの海綿も多くあります。隣にオレンジの海綿ありますしね。

もしかしてもっとオレンジになってるかな?
あぁ気になるっ!
これも同じ海に潜ることの楽しみのひとつですね




(土曜日の花火の日と日曜日は満員です、言っておいてすみません・・・)
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