2010年5月27日木曜日

【赤沢:5/27】♂ガニのタイマン喧嘩を見物

2010年5月27日
赤沢
晴れのち曇
気温22.7度
南西の風2m
水温18度(20m以浅)
透視度10~15m(港外)

東からのウネリはややあるもののビーチ周辺は穏やか。平和な一日でした。
平和でなかったのはこちら




岩の隙間を覗くでもなく見ましたら目に引っかかったんです。
体の幅4センチほどのノコギリガニの雄2匹、向かい合ってます。いやいや、向かい合ってるだけではなく、左側の奴(Aノ海)のでっかいハサミが右側の奴(B錦)の肘を鋏みこんでいます。
下手を取られたB錦は必死に振り払おうとしますがAノ海の鋏みこみは強力で取ることができません。
B錦、張り手を喰らわしたいところですがリーチの差で悲しくも空振り…
Aノ海は下手を更に引きつけて寄っていきます。
寄って寄って寄って、岩の隙間に消えていきました。。。
どこで勝負がつくんだ?

勝敗は見届ける事ができませんでしたが、まずAノ海の勝利でしょう。


自然厳し。


途中で目の前に出てくるカサゴはかわいかったなぁ(笑)

2010年5月25日火曜日

【赤沢:5/25】ムツやイシガキダイや群れ群れ


2010年5月25日
赤沢
晴れ
気温27.4度
西南西の風8m
水温18度(深場で15度)
透視度15~20m以上(ボートポイント)



晴れました。昨日までの雨が嘘のように晴れました。
そしてボートポイントはものすごく綺麗です。きっと透視度20mは超えるのですが、控えめにしておきます…


ボートポイントは急にいろいろと群れが見られる様になりました。久しぶりにいい型のムツが群れてします。ある群れはクロホシイシモチに+メバル+イサキ+マアジ+サクラダイとかなりの多国籍軍。を見ていたらイシガキダイの小隊が向かってきたり。

遠くまで見えるので「あっちもこっちも」と忙しい水中になっています。





たまには小さな物を見ようかなとイボイソバナガニ。



デジカメの動画じゃ写らないなと思って写真を撮りましたが、あんまりちゃんと写らない方がカワイかったりするようです。
しかし、何かを見ているような眼には見えませんね。見えてるのかなぁ?
ムチカラマツにしがみついて動かないイボイソバナガニですが、いつのまにかペアになってたりするのです。いったいいつ?そしてなにより海底を歩いてくるの、でしょうねぇ・・・ この子が海底を歩いていたら目立つだろうから、やっぱり夜歩いているのかな?
それより「この上にお相手がいるぞっ」ってどうしてわかるのでしょう?一本づつ丹念に上まで登って確かめてたら大変だ。
ああどうしてるんだろう・・・

2010年5月24日月曜日

【赤沢:5/24】池のさとの田植えの風景

思ったよりウネリも少なく、港内は普段通り潜れている赤沢です。今後荒れてくる可能性もあるのでボートは出船中止でした。

八幡野を少し山側に入ったところに「池」という名前の地区があります。その昔は溶岩流で沢がせき止められた本当の池だったようですが、明治初期に整備されて田園風景の谷になっています。
 先月、天皇皇后両陛下が伊豆に保養にいらした際に、この池の里に立ち寄られたという「陛下の見た里の風景」なのであります。どこにでもありそうな小さな谷間ですが、綺麗な沢や神社、少しの民家、不揃いに並んでいる畑や田んぼが見渡せる範囲にあるところが素朴さを感じるのでしょうか? 確かに、昔話や宮崎アニメに出てくるような雰囲気ではあります。

「両陛下が池のさとをご散策」MSNニュース







お天気の良かった先週は田植えをしていました。遠くに見えるのは大室山。3月の山焼きで真っ黒になった山肌は、すっかり新緑の緑になっています。



谷の真ん中に流れる沢を何気なく覗くと魚の影が。
時折ワーッと集まっているところをみると、どうも産卵しているようです。




川魚はどうも苦手で、種類がよくわからないのですが「カワムツ」という種類でしょうか…?


散歩してみたい方はいつでも言って下さいね。
美味しい湧水も飲めますよ

2010年5月23日日曜日

【赤沢:5/23】ワカメもそろそろシーズンオフ




2010年5月23日
赤沢ビーチ
気温17.3度
北北東の風2m
水温17度
透視度8~12m

夏の様な日差しからあいにくの雨模様に・・・。水中から見上げる雨粒が綺麗ですね。予報は悪い方向に向かっていましたが、今日一日はのっぺりとした穏やかな海でした。ビーチ浅瀬の透視度はスコンと抜けきってはいないものの、青色の感じがよい雰囲気、沖は20m近く見えているようです。





浅瀬のワカメはだいぶ枯れてきましたがメカブの部分に隠れているスナビクニンは探せばまだ見つかっています。水温が暖かくなると枯れてなくなってしまうワカメですが、今年は生えるのも遅かった分、無くなるのも遅い感じです。もうすぐ6月と言う時期にスナビクニンが見られているのは珍しいと思います。

赤沢に投入されたアオリイカ産卵床は水深10mほどのところにあります。まだ産卵は確認されていません。

2010年5月16日日曜日

月の満ち欠け/月食の予告

ふと宵の口の空を見上げると、薄い月と星が仲良く光ってました。


あんまり綺麗なので写真におさめようと思ったのですが、これがまたブレるブレる・・・ もちろん三脚などあるはずがなく、あったとしても僕のカメラには三脚に取り付けるネジ穴もなし。


でも気合で数枚合格。



デジタルズーム全開で寄りますと、人間三脚の性能はこの程度で限界。あとは心臓も止めないといけなくなっちゃいますのでこれ以上は厳しいかと・・・

大きな画面で見ると、三日月かと思いきや、薄ーく丸の部分が見えるようです。肉眼でも視力のいい方は見えるのでしょうか? 上の明るい星は金星、でしょう。明るいですね。ウインクして笑っている様にも見えます。

この月は月齢2夜。これからどんどん満月に向かってゆき、5月29日(土)に満月にまります。土曜日は赤沢ダイビングセンターでナイトダイビングができるようになたのですが、29日のお客様、ナイトダイビングのリクエストくれないかしら?満月の夜のダイビングだなんて、何か起こりそうな気がするのですが・・・ ちょっとドキドキしてみたかったりもします。

来月6月は26日(土)が満月。そして・・・

月食

2010年は1年に3回も月食が見られるという珍しい年なのだそうです。次に年3回見られるのは84年後の2094年だということで、今生きていらっしゃる大概の方にはもう年3回という機会はございません。

6月26日の月食は、19時過ぎに出た満月はもう欠け始め、19時半頃には半分ほど欠ける予定。ちょうど空も真っ暗になった時刻ですし、夜中というわけでもない。富戸からですと海から上るような月が見られるので、障害物なしの完璧。ぜひとも海際の展望台でじっくり見たいもの、でしょ?

ということで「月食ダイビングパック」的なものをつくってみました。

http://www.azarasi.jp/aq-ibento-syousai.html#ibento-gessyoku

1泊して4ビーチだと普通よりちょっとお得になっています。パックと別に26日月の出前入り、や27日朝お帰りもアリですので是非ご検討下さい。

といっても晴れればですのでくれぐれもご承知おきください。ちょうど梅雨シーズンMAXな時期であったりしますので、「ちょこっとでも見られたらめっけもんだな」くらいのくらいの感じでいらして頂けると幸いであります。。。見られそうなら展望台で祝宴でも開こうかと思います。

ちなみに2010年の3回目は12月21日(火)。残念ながら微妙に平日・・・

割と速い展開で月食が進み、夜19時頃には全部隠れるらしいですよ。


2010年5月15日土曜日

三陸の鳴き砂

東北の三陸海岸と呼ばれる海に来てそろそろ一週間が経ちます。

伊豆と比べると晴れていても風が冷たく感じますね。夜は暖房が欲しくなります。と、これを書いている今も石油ストーブはついています。


いつも「伊豆と比べて・・・」という風に考えるのですが、東京あたりとですと微妙でよくわからないことが多いです。お天気が違うときは比べようがありませんので別として、同じようなお天気の場合、寒いなぁと思う都内から新幹線で伊豆に帰ってもやっぱり寒いですし、暑い時は暑い。です。
あんまり変わらないんじゃないか説、大。


でもさすがに三陸となると違いますね、伊豆ではもう散ってしまった八重桜が今咲いていますし、目や肌で違いがしっかり感じられます。



そして海。

来る前の伊豆の水温は18度でしたが
こちらは
表層10度
→水深10mで8度
→水深20mで6度
→ご想像におまかせします


冷たいですなぁ
深いところにいる時間が長いと、指先がジンジンと痺れてきます。もちろん冬用のグローブをしていますが、まぁ、破れてますもので・・・
二桁の温度はあるだろうと高をくくって補修して来なかった自分が悪いのですから仕方ありません。おかげ様で三陸の海を、それはそれはしかと体感できています。。。
 いやはや、ほんと日本の海は変化に富んでますね。いつものことながらしみじみ思います。

宿のすぐ近くには綺麗な砂浜があります。穏やかな内湾の、せいぜい2~300mという小ぢんまりした浜は鳴き砂なんです。足を摺るように歩くと「ギュッ」という音がします。
初めてこの浜を歩いたのが20歳そこそこの頃、鳴き砂だなんて知らないで歩いていて音が鳴るのでびっくりしました。それから20年近くの間には何回か訪れてはいるものの、この鳴き砂の浜を歩くのは久しぶりになります。
 鳴き砂が鳴き砂であるためにはとても微妙な砂のバランスがあるのだそうで、不純物が混ざると鳴らなくなってしまいます。この浜はもしかしたら鳴き砂じゃなくなってしまっているのではないかと心配して、慎重に摺り足をしてみると、「ギュッ!」。ちゃんと鳴ってくれました。



最初の写真は宿のワンコ。
時報に合わせた町内放送に遠吠えするところは、こちらも以前と変わりません。
肩をモミモミするとふにゃふにゃと倒れてしまうのも同じ。
かわいい奴です。