2013年12月20日金曜日

水中クリスマス、そしてワカメの種付け


 2013年12月20日
最近のダイビングポイントでは、12月になると水中にクリスマスツリーを設置するところが多くなった。水温が下がって来てピークシーズンも終わりという12月のころにきてグッと盛り上がるイベントだ。
クリスマスツリーなんて街には溢れてるし、なんてことないようにも思えるのだけど、海の中で見るとなぜか一味違って見える。
海の上に浮いている船はなんとも思わないのに、沈没船になっていると「おおっ」っと思う様な感覚だろうか、ちょっと不思議だけど陸とは一味違うんだ。

中でも伊豆海洋公園のクリスマスツリーは水深20mに設置されていて、高さも数mあるので迫力がある、白い砂地にツリーだけたたずんでいるのを見るのも面白い。



ダイビングガイドやインストラクターもサンタやトナカイのカッコをして潜ったりするので、否が応でもクリスマス気分になる。
クリスマスとは関係なく潜りに行ってもクリスマスに巻き込まれる。
写真は水中のポストへクリスマスカードを投函するダイバー。
伊豆海洋公園の料金後納印が押されていて、ちゃんと海洋公園から出された感が出るようになっている。もちろんハガキにメッセージを書いた後はパウチで防水しての投函。




さて、こちらは来年の春へ向けてのイベント。
富戸のダイビングポイントでは、「ワカメの種付け」というのを始めた。
ワカメの胞子がついた紐を、水中に設置された養殖ロープにくくりつけると…
来年の春には見事なワカメが育つというもの。
胞子の付いた紐は1本100円で購入できる。



紐には自分の名札をくっつけて、後から「自分のワカメはどうなったかなぁ~」と追跡観察ができるようになってる。
3月にはもう立派なワカメになってるだろう、100日で1mに育つとしても、1日1センチは伸びると言う計算になる。
ホントかな?見守っていきたいな。






2013年12月3日火曜日

冬は光のシャンデリア



2013年12月2日 伊豆半島赤沢
水温17.8度 透視度10m前後

週末の東京から戻って久々の伊豆の海。
伊豆、寒いなぁ。...
コンクリートとアスファルトの世界の方が暖かいみたい、本物の土と木々の世界はしんと冷える…
覚悟して潜った3日ぶりの海だったけど、それほど水温も下がってないみたいで一安心。

 透視度急上昇!とはいかなかったけど、相変わらず午後の斜光は綺麗でマイブーム。
午後になってオキタナゴの群れが何だか盛り上がっていたので、群れと斜光。
変幻自在に変わってゆく太陽のシャンデリアを眺めて、あー今ここに群れ通らないかなぁーと眺め続けても面白いかもしれない。
 


後ろ姿の彼はダイビング講習中。
あまりにも光が綺麗だったので、「あの中を泳げ!」と合図してモデルしてもらった。
めちゃくちゃカッコ良かったので沢山撮ったのだけど、ピースしてる写真はなしにして、サッパリと後ろ姿で。
眺めてる感はあるでしょ?

冬は日が落ちるのが早くて、海の中も暗くなるのが早いんだけど、ちょっと見方を変えると楽しい事もあるもんだ。
夏じゃこんな太陽のシャンデリアを見るには午後6時?7時?
とっくにダイビング制限時間は過ぎていて潜れない。
これは冬ならでは!なのだ。

 
あ、こないだアオヤガラの干物を食べた。
地元の魚屋にたまーに売っているんだけど、さっぱり白身で結構うまいんだなぁ、これが。
売ってたら速買い!
まぁるくぺろぺろキャンディー風になってて、長い頭がついているところが面白くてお気に入り。
ちなみにこのサイズで280円也。

ヤガラはアオヤガラよりもアカヤガラの方が高級品で、メートル近くになるようなサイズで獲れたてだと3000円以上もする。
捌いてみると、意外と内臓の収まる部分が大きく、長さの割に身が少ないって事になってしまう。やたらと長い口にも何の肉も無いので、むむむ。高級な魚だよ。
 
魚屋では、どうも鮮魚として残っちゃうんじゃないか的になってくると干物にして売るらしい。
なので魚屋でヤガラの鮮魚が売っているのを見たら2日後くらいに狙いに行く。
と思いつつ、狙いが当たったことはない・・・
鍋物の季節。ヤガラは売れちゃうんじゃないかなぁ。
うまいもん!
 

なかなか手の出ない高級魚なんである。