2010年11月9日火曜日

【赤沢:11/9】普通が大事



晴れ
気温18.7度
西南西の風10m
水温21~22度
透視度15~30m

九州から戻って伊豆。
朝からぶっ飛んだ南西から西風が吹いていて、沖は真白久々の白の助でしたが、手前の方はウネリも無く穏やか、富戸などは山風なのでびっくりするくらいにフラットな海でした。

さぁこっちのほうが暖かいだろう!と思いきや、ちょっと下がってまして、21度とか22度なんですね。さすがに「そろそろ海の中も秋深まるのか?」といった感じですが、透視度がもの凄い秋深まって綺麗になっているので1度くらい下がっても許せます。
ビーチでも20m近く、ボートだと30mは見えています。






キビナゴの群れが通り過ぎるのは目の前の群れだけじゃなくて、ずっと遠くにも黒い塊がいるのも見えてしまい、あっちにもこっちにも泳いで行きそうになります。



透視度がいいと砂地の風景が気持ちよく感じます。




クロイトハゼのペアも仲良く巣作り中。



巣は結構大きくなりました。
この山と凹み(手前が盛り上がっていて、向こうが穴です)、結構大きいんですよ。これを、口にくわえて小石を移動するだけのコツコツ作業で作り上げていくのですから大変な作業でしょう。
誰から教わるわけでもないのに







ちょっと小ぶりなんですけどね、イソギンチャクモエビもちらほら見られています。
ここには大小4個体のイソギンチャクモエビがいて、お尻フリフリダンスをしていて可愛いです。
フリフリ具合が“KARA”みたいだなぁと思ったのですが、残念ながら一人足りません。
 5人そろってくれることを願いつつ、ちょこちょこ見て見ることにします。





オオアカヒトデに隠れるヒトデヤドリエビです。
一本の腕の長さが、30センチくらいあろうかというビッグなオオアカヒトデには、100%と言っていいほどヒトデヤドリエビが棲んでいますね。
でもオオアカヒトデは、そうそう多くはいませんので、ヒトデヤドリエビを探すならアカヒトデを覗きこむ方が多いです。
と、思ってあたりを見回すと。
「あれ?アカヒトデ少ないなぁ・・・」
んなもん沢山いるよ、と思っていたアカヒトデがどうも見当たらないんです。もっと沢山いるものだと思ってたんですが、こんなもんだったかなぁ、少ないと思うなぁ・・・
綺麗なベラなんですよ。スジベラ。
下半身のグラデーションとか尻尾の模様が引き立つ、おっ!と思わせる魚ですね。
大概の図鑑を見ると「どこにでもいる普通種」って書いてあるんですが、そんなに沢山いるかなぁ・・・?
僕の場合は「あ、いたいた!」って喜んで見ちゃうくらいなんですけど。どこに行ったらそんなに居るんでしょうね?海洋公園かな?
やっぱりこう、何が普通で何が普通じゃないのかっていうのは、とっても難しいですよね。
定点決めて観察していかないと、ただのイメージの話になっちゃうし。
もっと普段を大事にしていかないといかんなぁ・・・。と思う秋晴れの水中でした。
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