2011年8月17日水曜日

【8月16日:富戸】 冒険の扉



8月16日

富戸

晴れ

気温33.4度

西南西の風5m

水温24~27度

透視度8~15m




まったく波の音がしないような富戸のヨコバマが続いてる。

きっと混雑したプールより波がないだろう。

水温も、下の方から20度台前半が急速に攻め込んでくるのかと思いきや、そうでもない状態だ。

今日の赤沢でも26~27度だったし、まだまだ高めの水温が続く様な感じがする。





二十歳くらいの頃、オフロードバイクに熱中していて草耐久レースに出たりしてた。

最近ではあまり話を聞かないけど、その頃はパリ・ダカールラリーがとても流行っていて、そりゃぁオフロードバイク乗りの憧れだった。


真夜中のテレビに少しだけ映る砂漠を疾走するライダーは、ホントに神様みたいに見えたもんだ。


パリ・ダカールラリーの創始者ティエリー・サビーヌの言葉にこんあのがある




「冒険の扉を用意しよう、開くのは君だ。望むなら連れてゆこう」




なんて過酷なレースにふさわしい言葉なんだろう。

冒険の扉は、選ばれた人にしか開く事ができないもんなんだと思ってた。


彼女が最初に潜った時は、水中でバランスが取れずにひっくり返ったまま戻れなかったり、水中での呼吸に息苦しさを感じて水面へと戻ってしまったり。お世辞にもいい出来ではなかった。



正直。もう来ないかもしれないと思ったくらいだったけど、彼女はまた海にやってきた。

結局の所、人より少しだけ時間はかかったけど、自分でバランスをコントロールし、急に水面へ戻ってしまうこともなく海の世界を楽しむ事ができるようになり、ダイバーになる事ができた。

「あぁなるほど、彼女は冒険の扉を開いたってことか」、と久しぶりにティエリーサビーヌの言葉を思い出した。

別に、選ばれた人にしか開けないものでもなんでもなかった。



まぁしかし、よく彼女は一歩入ってきたな。たいしたもんだ。

一歩入るまでの時間が違うだけで、入った事に変わりはない。



ということは、僕は冒険の扉を用意する方になったのか。

そりゃすごいや


もちろん。望むなら、連れて行きましょう。

















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