2010年5月15日土曜日

三陸の鳴き砂

東北の三陸海岸と呼ばれる海に来てそろそろ一週間が経ちます。

伊豆と比べると晴れていても風が冷たく感じますね。夜は暖房が欲しくなります。と、これを書いている今も石油ストーブはついています。


いつも「伊豆と比べて・・・」という風に考えるのですが、東京あたりとですと微妙でよくわからないことが多いです。お天気が違うときは比べようがありませんので別として、同じようなお天気の場合、寒いなぁと思う都内から新幹線で伊豆に帰ってもやっぱり寒いですし、暑い時は暑い。です。
あんまり変わらないんじゃないか説、大。


でもさすがに三陸となると違いますね、伊豆ではもう散ってしまった八重桜が今咲いていますし、目や肌で違いがしっかり感じられます。



そして海。

来る前の伊豆の水温は18度でしたが
こちらは
表層10度
→水深10mで8度
→水深20mで6度
→ご想像におまかせします


冷たいですなぁ
深いところにいる時間が長いと、指先がジンジンと痺れてきます。もちろん冬用のグローブをしていますが、まぁ、破れてますもので・・・
二桁の温度はあるだろうと高をくくって補修して来なかった自分が悪いのですから仕方ありません。おかげ様で三陸の海を、それはそれはしかと体感できています。。。
 いやはや、ほんと日本の海は変化に富んでますね。いつものことながらしみじみ思います。

宿のすぐ近くには綺麗な砂浜があります。穏やかな内湾の、せいぜい2~300mという小ぢんまりした浜は鳴き砂なんです。足を摺るように歩くと「ギュッ」という音がします。
初めてこの浜を歩いたのが20歳そこそこの頃、鳴き砂だなんて知らないで歩いていて音が鳴るのでびっくりしました。それから20年近くの間には何回か訪れてはいるものの、この鳴き砂の浜を歩くのは久しぶりになります。
 鳴き砂が鳴き砂であるためにはとても微妙な砂のバランスがあるのだそうで、不純物が混ざると鳴らなくなってしまいます。この浜はもしかしたら鳴き砂じゃなくなってしまっているのではないかと心配して、慎重に摺り足をしてみると、「ギュッ!」。ちゃんと鳴ってくれました。



最初の写真は宿のワンコ。
時報に合わせた町内放送に遠吠えするところは、こちらも以前と変わりません。
肩をモミモミするとふにゃふにゃと倒れてしまうのも同じ。
かわいい奴です。

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