2013年7月25日木曜日

育メンの季節


2013年7月25日 伊豆半島赤沢
晴れ 気温27度 水温18度~24度 透視度10~15m

 
 表層は24度ほどと暖かだ、水深5m程度まではぬるま湯の様(本人の感想です)。今日は20m以深では18度ほどの冷たい水があるけど、キッチリ層になって分かれている感じじゃなかった。
なので透視度も温度もゆるーっと変化する。ゆるい海。
ウネリもなく、東伊豆は週末に向けて絶好調だね。
TOP写真は一般的にはウケないかもしれないんだけど僕的には「これ見ないでどうするの」という海中の風景。「アヤニシキの草原」

一面の淡い紫の海藻はちょっと海のイメージを覆す感じ。
 

サザエに産み付けられた卵を守るニジギンポの雄
お腹に卵を抱えて守るノコギリヨウジの雄


しかし浅瀬じゃ産卵オンパレードだ。あっちこっちでソラスズメダイが懸命に巣作り&卵を守り、ニジギンポもサザエの中の卵を警備中。ノコギリヨウジのお父さんも卵を抱いて子守中。クロホシイシモチだって飲まず食わずで卵を咥えて育てるし。魚の世界は育メンが多いな。










写真は赤沢のNEWポイント「赤窪ジオサイト」の裏にある窪み。
僕は密かにこの窪みの中でボーっと過ごすのが好きだ。赤窪火山の斜め溶岩流に沿って斜め窪みが出来てるんだけど、ちょっとぐぐっと体を入れて中から外を見るの。そうすると海の青が際立つんだよね、窪みの狭さも落ち着く感じで、変態街道まっしぐら的な場所。

づけて「裏赤窪み」?(笑)

この時はやたらとフグの仲間のキタマクラが目立った。
キタマクラも恋のシーズンで、メスの獲得バトルが繰り広げられてる。
青い光を眺めてボーっとする僕の目の前で、2匹のオスが1匹のメスを奪い合っている様に見えた。オスはお腹をサイケデリックなブルーにして猛アピール。メスは間に挟まれて…

河合奈保子の「けんかをやめて」が頭の中でリピートする2013年の夏の海。あの頃の刷り込みは30年経っても消えないらしい・・・






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