2012年8月23日木曜日

ネイルサロン"SARASA”営業中


2012年8月22日
伊豆赤沢
晴れ
気温34.1℃
西南西の風3m
水温27.4度
透視度10m


水温はどこまで暖かくなるんだろう?
一年中6.5ミリのロングジョンとフード付きかぶりで潜っている僕が、とうとうロングジョン&長袖ラッシュになった。
赤沢の場合、海底から真水が湧いているので表層1m位はやや冷たいのだけど、潜ってしまえば温い位だ。
上着が長袖ラッシュでも1時間潜って寒くは感じない。



港内の表層には、ウルメイワシだろうか、銀色の群れがマッタリと泳いでいる。
今日はカンパチがやって来て、捕食する様な泳ぎを見せていたのだけど、ども本気の捕食モードの泳ぎには見えなかった。
それでも、カンパチが群れに近ずくと、穴が開いた様にうねる群れの様子は見ものだ。
たった水深4mだけど、自然の光景は目の前にある。


その足元には、フジツボの殻に入っているニジギンポが。

そう、殻の中に卵があるんだ。
このニジギンポは二つのフジツボの殻に卵を産みつけたようで、ふたつを行ったり来たりしていた。



卵にはもう目が出来ていて、、孵化寸前だった。
水温が高いので、あっという間に卵は成長して孵化してしまうので、一日一日が見逃せない。



「あそこのいたよ」と言われて見てみたカミソリウオ。
実は教えてもらった所にはいなくて、少し移動していた。
 流れに乗るのではなく、自分で泳ぐように動いていたので、赤沢からは離れてしまうのかもしれないような感じだ。
恋のシーズンだから、相方を求めてさまようのかもしれない。
広い海で、こんな小さな生物が相手を探そう、ってんだから、さぞ大変なことだろう。
何かフェロモン的なシグナルを出して出会いを高めるのだろうか?それとも偶然に出会うのか?
何でもないようなことで、不思議な事というのは、海の中にはいくらでもある。


最初の写真はサラサエビが人間の手を掃除してくれる様子。
魚の体を掃除してくれるサラサエビは、うまくやると人間の手も掃除してくれる。
彼女は綺麗なネイルだったので、ネイルサロン的に撮ってみたかった。

最近は、サラサエビの食欲が活発なのか、がんばらなくてもすぐに掃除してくれる。
どの岩の隙間にも居る、なんてことないエビなのだけど、こうやってよく見ると模様が凄く綺麗だ。
生地の「更紗模様」の更紗が名前の由来とのことだけど、僕は本物の更紗生地のほうがよく知らない。
きっと綺麗な布なんだろうな。



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