2015年6月5日金曜日

ムツの群れ登場


2015年6月4日 伊豆半島 赤沢
水温18.9~20度 透視度8~15m
 
伊豆から900キロほど南西の海でのお仕事から戻り、久々、でもない伊豆の海。温度は2度ダウン。までも、あんまり冷たくは感じないな。
昨日と今日の赤沢では、水面近くで20度丁度、15mくらいまでは19.4度、それ以上深いと18.9度だった。冷たい所は透視度15~20m。暖かい所は悪くて8mだ。
 

 
先月25日に確認したオキタナゴの出産は、まだ見られている。
でも来週はどうかなぁ?水深3mの浅瀬で出産しているメスの群れは、そろそろ産み終わりそうな感じ。堤防の沖側には、まだお腹の大きいメスの群れがいて、仔魚の群れもいるんだけど、動くエリアが結構広いので、出産シーンを観察するのがちょっと難しいなぁ・・・ な感じでございます。
子供の群れに混ぜて産むので、子供の群れに張り付いていれば見られるとは思うんだけどね、あんまり気配がないと心が折れるんすよねぇ。

動画は5月26日に撮影。後半のオキタナゴは、子供が横腹から飛び出てしまった雌だ。
卵ではなく、魚として産むというのは子が生き残る確率を高めるのではあると思うけど、大きな子供を産まなければならない分、リスクはかなりあるようだ。
出産がうまくいっていない雌は、100匹の群れで1、2匹は見かける。
 
 
 



ボートポイントの斜面では、ムツの群れがグッと増えた。
25センチ程度の若いムツの群れだ。
 この「ムツ」。食べるあのムツなんだけど、「クロムツ」では無いです。
「ムツ」と「クロムツ」は違う魚。形はかなり似ていて、昔は同じ魚ということになっていたようだ。
 赤沢の斜面に群れているのは黒くない「The ムツ」。
クロムツ同様大人は深海200mとか800mとかに棲んでいて、大きな個体だと1mあるとか。ダイバーの見ない深海魚なんだね。
 
稚魚は浅瀬で育ち、成長するにしたがって深い方へ引っ越ししてゆくのだけど、確かに、水深2mほどの浅瀬には5センチくらいの子ムツが群れてる。
丁度オキタナゴの子供が群れているのと同じ場所にいるのは、オキタナゴがご馳走だからだ。オキタナゴの子供の群れの近くにいる子ムツの群れをじ~と見てると、襲いかかるシーンも見られる。


動画の若いムツがいるのは水深10m~20mくらい。川のように列になって群れてた。
さらに、その下には大きなムツが・・・
いえ、見た事はないです。
僕にとっては、これくらいの大きさが「ムツ」です。それでいいです。

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