2012年9月6日木曜日

4人のハンター

2012年 9月5日
伊豆半島赤沢
曇り時々晴れ
気温29.4度
東北東の風2m
水温27.8度(表層)
透視度8~12m(表層)



3日から3日間。大学のダイビングサークルのライセンス合宿だった。
まぁ、講習中のスナップにこのポーズで答えるのだから、スキルとしては余裕だった訳で、スムースに3日間は過ぎて行き、また新しくダイバーが誕生した。



ここのところムレハタタテダイの群れが徐々に増えつつあるので、講習ファイナルの記念にムレハタタテダイに祝ってもらう事にした。
撮った写真からざっと数えて50匹くらいだろうか、半月で20匹位は増えたようだ。
ムレハタタテダイは秋に向かって増える傾向がある。多い時はワゴン車一台分くらい、数百という群れになることもあるので期待してしまう。
ぐっと群れているムレハタタテダイのすぐ横で、まだ幼さのあるムレハタタテダイ数匹が、混ざらずにひっそりとっしていた。大きくなったら集合するんだろうか?



港から外に出ると、色々な群れが現れてくる。
ぐっと固まるような群れは、それこそ別の生物のような動きをして面白い。
「あー、こういうの撮りたいなー!」って思うのだけど、なかなか群れのコントロールと言うのは難しい。


あんまり多くても人が見えないし…
これは、「む、顔に魚がかぶった」



青い海をバックに群れと戯れるのも気持ちいけど、小さな生物も豊富な、絶好調2012の秋伊豆。
赤沢では定番のウシノシタ系の幼魚が今年も現れた。
1.5センチほどだろうか、下の砂が透けて見える、まだ透明な幼魚だ。
去年はまわりに親らしきムスメウシノシタが沢山いたのだけど、今年は見かけない。
無関係だったのかな?


なんだか綺麗な見かけない魚がいるなと思ったら、どうもウメイロモドキの幼魚らしい。
普段の伊豆では見かけない南国の生き物がほんと目に入る。
もはや何が起こっても不思議ではない。


で、こいつ。
あまりにもビビリなこの魚は、2回出会ってこのブレブレ写真がやっとだった。
うーむ。こいつは、あれなのか…?

明日また再チャレンジ。
今年の海は伊豆ダイバーにとって、まるでハンティングのようだ。
南の海から獲物がどんどんやってくる(笑)


でも、こういうのをじっと見ているのも好き。



毎日のように見る魚の、ここぞという旬に出会えると言うのは大きな感動だ。
でもこれ講習中だった。
講習ファイナルとはいえ、6本目のダイバーには「??」だったかなぁ。
一応説明はしたんだけど・・・

「ゴミという認識は人間だけのものだったのか。」と考えたのなら、君は100点でダイバー合格だ。




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