2012年9月2日日曜日

将軍様に謁見


2012年9月2日
伊豆半島富戸
曇り時々晴れ
気温27.4度
北北東の風6m
水温27.8度(表層)
透視度10~15m(表層)

快適な水温と透視度が続いてる。
水深20mほどを超えると、冷たくって綺麗な水があるのだけど、表層の水温と随分差があるのでなかなか行ってない。
冷たい、と言っても20度以上あるのだけど、なにぶん表層が暖かいので、恐ろしく冷たく感じてしまう。

今日は北東の風がやや強く吹いていたので、岸近くの水面にはゴミが流れ着いて溜まっていた。
自然のゴミや人間のゴミに混ざって、何か生物が付いてきていないかと見てみると、いるはいるは。。。
最初の写真はマツダイ。
まるで枯葉のようで、うまいこと流れ藻に混ざっている。
ソウシハギも5センチ程度から20センチ程度まで沢山みかけたし、テンジクイサキの子供だろうか?なにやら見知らぬ生物だらけだった。
面白すぎる。
個人的に潜ったら、ずっと水深1mのゴミの下で潜ってただろうな…

 
ミヤコキセンスズメダイ。綺麗でしょー!
場所によっては5匹位かたまっていたりするので、今日も是非お見せしようと思ったのだけど、風波があったのでうまいこといかなかった。
なんせこの方達、浅い所がすきなようで、水深で言うと50センチ程度の所にいらっしゃるんですわ。
また今度、凪の時に。

 

ちょっと地味だけど、この方も南国のお魚。ハクセンスズメダイ。
前から見ると笑ってるように見える。って、どこかのサイトに書いてあったので撮ってみたら。
ほんとだ、笑ってる。
自分の笑顔に自信があるようで、写真を撮ると結構な確率で正面顔だったりする。

PHOTO/ATARSHI


水面のゴミに沢山いたソウシハギ。
こちらはまったりと水底でホンソメワケベラのエステを受けているところ。
もう目がうつろ。
どんな魚でも、ホンソメワケベラがエステシャンだっていうのは知っているようだ。
看板も無しで繁盛する人気店である。



こちらはモクズショイ。というカニ。
カイメンやら海藻やらを体にくっつけて、まわりと同化して擬態するというカニだ。
特に珍しいカニというわけではないのだけど、こいつは何だか色合いのバランスをちゃんと組み立てているような気がしてならない。
もちろん、海の中に鏡はないので、自分の姿は見たことないはずだけど。

 

ザリガニのようなスタイルに、緑色に輝く剛毛。
ちょっと前から気になっていて、こいつは一体誰なんだろうと思ってたエビ。
ようやく写真に撮って調べてみても解らず、しばらく「謎のエビ」状態が続いていたのだけど、あるとき奥さんが、「図鑑に載ってるよ、これでしょ」っと言う。
実は僕が一生懸命図鑑で調べていたのは「エビ類」のカテゴリーで、このエビはアナジャコ類なのであった。
「マジで、アナジャコ類見ないよぉ・・・」(撃沈)
こいつは、「ショウグンエビ」というカニで、図鑑によれば、生息域は「琉球列島以南」、とある。
んー。富戸は静岡県なんですけど…

そんな事より、「ショウグン」という名前を気に入ってしまった。
「将軍」でしょ?最強じゃぁないですか。

みなさんにも将軍様にお会いして頂きたくて、昨日今日と訪ねてみたのだけど、あいにくご不在でいらしゃった。
きっと庶民の生活でも見に、変装して街に繰り出してるんでしょう。

そのうちお戻りになる、かなぁ…





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