2011年12月5日月曜日

海岸旅



北緯41度の下北半島から夜の六本木に移動した。13年分のダイバーを集めたイベントをするためだ。


あいにくの嵐の六本木ナイトだったけど、嬉しいことに60人も集まってくれた。久しぶりに朝まで歌ったりしたのだけど、始発前、早朝の六本木の人の多さに驚いた。

朝6時前にラーメン屋が開店していることでさえ普通ではないのに、大勢の異国の人々や、異様に目がパッチリなお嬢さん方で超満員だった。


早朝の路地は、妙に静かで灰色な感じで、夜が続いていた店内から一気に現実に放りだされてしまったような気になるのだけど、六本木では夜の終わりをお祝いするパーティーみたいに人々が行き交っていた。

きっと毎日パーティーなんだろう。変わった街だ。


一夜明けたら、まるで初夏を思わせる様な好天で、快晴の銀座では上着を脱いでTシャツで歩いていた。

青森帰りの自分だけTシャツなのかと思って見まわすと、まわりの人もTシャツだったので少し安心する。


妻の弟が出店している有名デパートの催事場に行ったり、ランチをしたり、業務の打ち合わせをしたあと、暑い東京を後にして僕は青森に戻った。

東北新幹線に乗って約3時間半。七戸十和田駅に着くと、雪だった。



翌日も深々と朝から雪が降っていて、景色は一面の銀世界に変わっていた。これが今シーズンの初雪ということで、なんとも、暑かった東京からギャップのあることか…


雪が降ると楽しみなのが砂浜の光景だ。

長い砂浜が真っ白になって、とても綺麗なんだ。見渡す限り、自分以外の人はいない。

もの凄く寒いけど、ずっと見ていたくなる。




真っ白な世界から一転して、岩肌の海岸は房総半島。

外房の千倉で、業務用潜水の講習を行うためだ。


3年ほど前に、まったく同じ海岸を歩いたはずなんだけど、前回と今回で、自分の中で海岸の見方がだいぶ変わったなと実感した。

最近、伊豆半島の海岸のことを勉強しているせいだろう。なかなか興味深い海岸だった。




房総からの帰りは、久しぶりに東京湾フェリーに乗ってみた。

房総半島の先端辺りから伊豆半島へ戻るのなら、金谷からフェリーに乗って久里浜で下り、湘南を通ったほうが、東名、アクアライン経由より100キロほど短かい。

フェリーに乗っている間は運転をしなくてもいいので休めるし、なにより船旅気分なのが気持ちいい。


この日は平日の最終便だったので、乗り込む車は少なく、出発間際まで僕の車1台だった。



アクアラインができるまでは、先を争うようにしてフェリーターミナルに並んだもんだけど、最近はそんなこと無いんだろうか?

誰もいないデッキは、寂しい感じが漂っていたな。




日曜日の伊豆は見事に晴れ渡った。

土曜日の大荒れからは想像も出来ないほどの快晴だ。海も穏やかになって、最高の海日和。伊豆海洋公園で写真を撮ると、まるで南国の雰囲気になる。

青森の真っ白な海岸とは、随分と違うね。






季節はすっかりクリスマスモード。もう12月なんだね。恒例の水中クリスマスツリーも設置されている。





水中ポストにクリスマスカードを投函。

普通のはがきじゃぁ濡れてバラバラになってしまうので、書いたカードをパウチして防水してくれるんだ。

「水中から送るメリークリスマス」というわけ。





インストラクター用に、サンタの衣装を貸し出してくれるのだけど、今年は僕も着てみた。

意外と似合ってしまった。




1 件のコメント:

  1. 千葉に来てたんですね。
    言ってくれれば見送りくらいには行ったのに…。
    金谷のフェリー乗り場は結構寂しいですからね。

    大西さんのサンタ姿似合ってますね。

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