2026年1月21日水曜日

『アオリイカ・産卵のペアダンス|水中映像(伊豆)』



アオリイカの産卵
↑クリックでyoutube版視聴

【粗朶漁礁・アオリイカの産卵の詳細情報とサンプル動画はこちら】

https://www.azarasi.jp/details/aoriika-sanran.html

海中で見るアオリイカの産卵というのは、それはそれは美しい。

瞬時に模様を変えることのできる体と魔法のように動く腕、波打つ半透明の鰭は…、もう芸術品だ。

それを、手を伸ばせば触れられるよな距離で見られるのだから、それだけでもダイバーになった甲斐があるというものだ。

 

アオリイカが産卵するのは、海藻の根元付近であったり、植物のように枝分かれしたソフトコーラルであったりするのだけど、大概、特に伊豆半島のダイバーが見るのは、水深10メートルから15メートルくらいの浅い海に設置された「粗朶(そだ)魚礁」という木の枝を束ねて海に沈めた天然素材の魚礁だ。


年によって増減はあるものの、アオリイカは粗朶漁礁に産卵にやって来る。
同じ場所に設置されるのを憶えているという訳ではない。なぜなら、彼らの寿命は1年で、産卵期を終えると死んでしまうからだ。
なので、「前に産卵したところ」を憶えているはずもない。

 

それでも彼らがやってくる"粗朶漁礁"というのは凄いものだなと思って色々調べてみると、結構大変なことになった。
1,000年以上前に編さんされた書物(の400年前の復刻版)のデジタルアーカイブで、楚とか朶とか罧とかの文字を探し、膨大なページをめくっていると、もはや海の生物のことを調べているとは思えなくなる。けど、「ほら、あったぞ!書いてある!!」となったときの掘り当てた感が楽しいのかも。
自分の仮説的なのは書かないようにしているのだけど、今回はせっかく調べたので載せてみた。読んで面白いと思ってくれる人がいるかどうかは疑問だけど、まぁ本編読んでみてやってください。


1,000年後に読む人がいるという本も凄いけど、昨年出版された「日本のイカ・タコ」(平凡社・土屋光太郎、阿部秀樹著)も凄い。噂には聞いていた3タイプのアオリイカもちゃんと載っていて、「あぁなるほど、そういうことだったのか」と、思うところが多い。
何より、人づてに聞いた噂話。から、ちゃんと図鑑に載っている本当の話。として格上げされるので安心感がある。 

また、カンテンダコのページに自分の写真が載っているのが凄い。それも撮影者の名前付きで!
図鑑に載る写真を撮る人は、いったいどんな人なのだろうと思っていたけど、自分が加わるとは思ってもみなかった。

写真を図鑑に使うと言われてから17年も過ぎての出版に感心しきりだったけど、1,000年前の書物も読めるし、なんかこう「本」というものは時間の流れが違うのかな。と思ったりする。

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