2014年12月22日月曜日

砂風呂の気配


 
2014年12月20日 伊豆半島 富戸
水温16~17度 透視度15~20m

土曜日はあいにくの雨模様だったけど波は穏やか、なんせ透視度はすばらしかった。
冬の海絶好調である。日本海や北海道では、大雪で大変らしいので、ここで日差しが欲しいとか言わず、潜れる事に喜びを感じよう。
 
ヨコバマの海をうろうろしながら色んな生物を見たのだけど、気になったのは砂の中の温度。
砂の中5センチに手を入れただけで、かなりの暖かさを感じるんだよね。
実は先日、ある方から砂中の出来ごとにについて問い合わせを頂いて、「なるほど砂の中の事柄も周りの生物に影響するんだなぁ」と思ってたので、あらためて砂の中に手を突っ込んでみた訳だ。
そしたらね、ビックリするくらい暖かい。

富戸のヨコバマの砂中は、夏でも暖かいなと感じてはいたんだけど、あらためて冬に感じてみるとホント暖かいのがわかる。
たかが数センチ、指が埋まるかどうかという深さで、はっきりとぬくもりを感じるのには驚いた。
 思わず穴を掘って埋まりたいなと思わせるほどの温度だ。きっと温めの砂風呂みたいで気持ちいだろう。
人間でさえすぐに感じるんだから、五感の鋭いであろう野生の生物達には激的に違いない。

そう思って辺りを見ると、ハタが海底にじっとしてたりする。
そういえばこの前はソラスズメダイが群れで海底にいたっけな。浮島でもそういうことがあった。
もしかしたら、海底が暖かいからとか、何かしら湧き出てるからって事があるのかもしれないね。
暖かい所はゴカイの糞塊が少ない様な気もするしなぁ…
さて、今度は温度計を持って潜って砂の温度でも計ってみようかな。
匂い嗅いでみたいけど、水中じゃ嗅げないってのが残念だな。

そいうえば赤沢の浅瀬の砂は氷水のように冷たいんだった。あれ何度だろう?
棒状温度計、忘れない様にしなきゃ。

こちらは10月19日 西伊豆浮島

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