2012年2月24日金曜日

茶の湯の精神


24 February 2012
Akazawa IZUpeninsula
Cloudy fine later
Temperture 12.8
Wind ENE 2m/sec
U/W temperture 15.0
Visibility 10~15m

10時過ぎに見事に晴れてきた。
見上げると、空に1本線を引いた様に曇りと晴れが別れていて、わかりやすく気持ちのいい曇りのち晴れだった。今日は3月下旬の暖かさだったそうだけど、3月って暖かかったけな。と思う。

昨日のツボダイ幼魚(?)。残念ながら今日は会えなかった。
もう少し会って話をしたかったんだけど、“思えば思うほど会えない”の法則全開である。
かわりにヨコスジイシモチには会えた。多分去年のブログにも書いた奴だと思うのだけど、ちょっと場所が変わって砂地のロープの下にいた。よほど赤沢が気に入ったらしい。
今日のゲストは数百本潜りこんでいる方だったので、地味な魚ながら喜んでもらえたようだ。

じっくりと地味に楽しんで頂ける方だったので、石の下に棲む生物などを紹介してみる。
何もいない様な海底でも、ビックリするくらい生物は棲んでいるもんだ。
写真の生物は、最初はウミウシの上にアワビの稚貝が乗っかっているのかと思ったんだけど、よく見るとひとつの生物だ。
「思いっきり貝からはみ出しちゃってます系」といいうことで、スカシガイ的なカテゴリーだろうと思い調べてみると、「アシヤガマ」という貝だった。

「アシヤガマ」はPCで変換すると「蘆屋釜」という漢字になるのだけど、これは茶の湯の釜のことらしい。「なるほど、アシヤガマという名前の由来は茶の湯の釜か」と思って見てみると。

-----コトバンクより引用-----
あしや‐がま 【×蘆屋釜/×芦屋釜】
茶の湯の釜で、室町時代を中心に、現在の福岡県北部の芦屋で作られたものの総称。特に、永正(えいしょう)以前のものは古芦屋とよび、珍重される。
----------------------------

こうなると、この巻貝の様なウミウシの様な中途半端な奴も、なんだか由緒正しく思えてくるのだけれど、どうも蘆屋釜に似ているようには思えない。
結構なんとなく的な名前のつけ方なのかもしれないとも思えるのだけど、もしかしたら奥の深い話なのかもしれない。
とかなんとか考えるのは、割と嫌いじゃない。



0 件のコメント:

コメントを投稿