2011年10月7日金曜日

【10月7日:赤沢】 秋伊豆の本領発揮か?


10月7日
赤沢
晴れ
気温23.5度
南東の風2m
水温23度
透視度10~15m


北寄りの風が強かったり、南東のウネリが思いのほか大きくなったりと、安定しない今週だったけど、ここに来て見事な回復だ。
ウネリはおさまり、風も無く、台風以来8m前後で白濁っていた透視度は10~15mに。明日はもっと良くなりそうだ。
汗ばむ、というか暑くてつらい位のお天気で、最高の秋の連休になりそうな予感がする。
2、3日天気図を見る事はなさそうだ。



沖合斜面の中層は群れが濃くなってきた。
防波堤を回ったあたりから、ずーっと中層にいるのはオキタナゴの群れだ。
オキタナゴは卵でなく、お腹から子供が出てくるという変わった産み方をする魚なのだけど、今は求愛と交尾のシーズンだ。
急激に寄り添って泳ぐ2匹が、あちこちで見られている。
求愛の泳ぎなのだろうけど、交尾の瞬間というのは、実はよくわからない…

来年の春になると、オキタナゴの出産が見られる。
今年の出産の様子 http://youtu.be/0gnwQIXQbG4



メジナがやたらと集まっている。
この群れに出くわすと、あまりダイバーを気にする様子なく、ずっと周りをまわっている。
何かの目的があって集まっている様にも見えるが、よくわからない。

たまに「ゴスッ!」っという鈍い音がするので何かと思ったら、中の数匹が急ターンをしている音だった。
ダイバーの吐き出すエアーの音にびっくりして急ターンをするのかと思ったので、試しに息を止めていると、それでもゴスッ、ゴスッ。っとターンをする。
ダイバーの排気に驚いているわけではないようだ。

去年の11月の映像 http://youtu.be/dCatApcN72E
今年もこうなるのか…?





イシガキダイの小さな集まりが見られるな、と思っていたら。今日は100匹ほどの群れに出くわした。
2つの群れがついたり離れたりしながら斜面をうろうろしているようだ。
これまたダイバーをあまり意識することはなく、向かってくる時はすぐ近くまで来る。
去ってゆく時は何所まで追いかけても振り返らなかったりする。

立派な大人のイシガキダイ。というよりも、少し小ぶりな、20センチ程度の大きさのイシガキダイノ集まり。赤沢では秋になるとまぁまぁ見られる光景だ。
大きな群れだと1000匹を超える、玉の様な集団で移動していることもある。玉の大きさは車より大きい。
なんで秋になると集まって来るのか、それでどうするのか、はよくわからない。






イシガキダイは綺麗な魚だ。
豹柄の様な模様は、尾ヒレや背ビレにもつながっている。徹底した全身豹柄。なのである。
単一パターンの模様が全部に入っていると言う魚は、他にいるのだろうか?思い当たらない。





台風15号で地形が変わってしまうほどだった赤沢だけど、もう元に戻った感じだ。
何も無くなってしまったかの様だった海底にも、ほっとする光景が戻ってきた。




しかしまぁ、今日は「よくわからない」を連発したもんだ。

オキタナゴやメジナ、イシガキダイなんて、伊豆には普通にいる魚類なのにね。

全くもって勉強不足。すみません…

もっとしっかり観察します。





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