2011年4月9日土曜日

【4/9:富戸】 幸せの証人





4月9日

富戸ヨコバマ

雨のち晴れ

気温18.3度

西南西の風6m

水温15度(20m以深13度)

透視度10m±(20m以深20m±)



南西の風が強い、富戸は山風になるのでとっても穏やか、波一つない、というくらいのプール状態。
これで晴れていれば最高なのだけど、そうはいかなかった。

しばらく雨が降っていなかったので、朝起きて雨の音が聞こえた時は、新しいタイプの耳鳴りにでもなったかと思ったけど、残念なことに耳鳴りではなく本物の雨だった。

そのかわり北風ではなかったので気温は高く、雨でもそれほど寒くなかったので、まぁよかった。

海の中は水深20mほどで層があり、浅い方は透視度10m、もう少し見えるかな、水温は15度。

20mを超えると開けたように綺麗で青い世界が広がって20m以上見えてそう、でも13度… 13度は伊豆としては超真冬的に冷たい。
もう春の足音どころか初夏ですよ。くらいに言ってたけど、ちょっと遠のき気味なのか? 陸はバッチリ春。写真は城が崎駅あたりの桜並木。






昨日の夜いらしたカップルのお客様。もう7、8年くらいになるだろうか、最初からずっと潜りに来てくれている2人だ。


夕食を食べてお酒を飲みながら盛り上がっていると、「とうとう入籍することになりました!」と。「おぉーーー!それはすごい!おめでとうー!」と言ったら、「ということでサインが欲しいんですけど」と言う。


サインは明日潜ってからログにするんだけどな…と思ってたら、彼女がゴソゴソと取り出したのはなんと婚姻届。え、僕と入籍するのかっ!。。。いやいや、僕に証人のサインをしてほしいと言うのだ。


11年前の自分の結婚以来、久々に見た本物の婚姻届の用紙。まさか自分が証人の方にサインをするとは思ってもみなかったなぁ。びっくりしたけど、記念すべき結婚の証人に選んでもらえたのは嬉しい。

もちろん、自信を持ってサインをさせてもらった。とても爽やかな気分だ。




さて、ちょいと久しぶりな富戸ヨコバマ。

砂地にはなんだかやたらとホウボウの成魚が徘徊してる。40センチ超えそうなでっかい個体までいた。クールだ。


岩の隙間に変な柄が見えたのに反応してしまう。

お願いして顔をみせてもらったのはハワイウツボ。

普通のウツボと違って黒目が小さいからなのか、鮮やかな黄色い目の中に黒目があるから小さく見えるのか、なにを考えてるか分からない、どっかイッちゃってる様なヤバイ表情がこれまたクール。




こっちも鮮やかな黄色に黒目なんだけど、まったくヤバイ気配なんかない、10円玉くらいの大きさのマツカサウオ。キュートだ。



と、恥ずかしがり屋のマツカサウオをみんなで見てたら目の前の砂に動く物が。

コウベダルマカレイかと思ったらなんか違う。頭が平たくない。平たくないどころか先っぽになんか棘が出てる。

知らんなぁ、誰これ・・・




はい、後で調べました。「セイテンビラメ」という魚。ヒラメの仲間な訳ではなく、コウベダルマガレイと同じダルマガレイ科。背びれ(この魚の場合伏せた状態で見ると右が背中)の一番前の骨にビラビラっとしたのが付いていて、背びれとは独立して自由に動くようになってるのが特徴。

くるくる回すように動かしたりするみたいだけど、それは見られなかったな。


図鑑によっては珍しいって書いてあるんだけど、基本的に南方に多い魚みたい。富戸やIOPにもたまにいるみたいだから、貝が混ざるような荒い砂が好きな魚なのかな? 赤沢のサラサラの細砂も好きだけど、荒い砂も新鮮で面白い。


まぁしかし、こいつは凄いカモフラージュだ。顔の前の棘を写真に撮っておこうと思っても、液晶に映ってるんだかなんだか良く見えない。もちろん、よく映ってない。いやちがうな、映ってるんだけどよくわからんのか。

白、クロ、灰、茶。ぼやけた部分がある訳ではなく点描画の様に複雑になっている体の模様は、パターンが無いようでいて、あるようでいて…

すごいな。






2 件のコメント:

  1. 大西さん、みえこさん
    その節は本当にありがとうございました^^
    大西さんにサインをしていただけてすごくうれしかったです! その上、ブログにまで載せていただいて…すぐに印刷しちゃいました^^ おニューな2人になってまたお伺いしますので、よろしくお願いします! ウミスズメの芸も磨かなきゃ…

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  2. せっかくコメントもらったのにスパムリストに入ってたよ。
    今救出した!

    おニューな2人ってどんなだろう?(笑)楽しみにしてるよ。

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