2020年5月27日水曜日

スラスタの動くかテストw / Maintenance of ROV Thruster 2

モーター内部のカーボンを綺麗に掃除して新しいカーボンブラシを組み込んだあと、装着を試してみるとなぜか引っ掛かりがある。スラスターのハウジング内径とモーターの最大部の外形はかなりシビアになっているようなので、前後張り出たアルミ部分を若干削って面取りし、磨き上げてみた。


カーボンブラシのキャップは取り外すす際に順番を記録していなかったので、恐らく入れ違っているのだろう、当たってしまって入らない。そもそも、オリジナルの状態では円筒に入らないのでメーカーでキャップの左右を削り、円筒にギリ入るように加工してあったのだが、4つのキャップネジは全くの同一ではなかったということだろう。左右の薄い部分が締め切った時に左右にならないという状態になる。
 また、新しいカーボンブラシは全く同じものではないため、端子?の部分を若干加工して差し込めるようにしたのだが、差し込む足?が短いために、キャップをねじ込む際にうまく端子を挿入するのにかなり手間取ってしまう。
ので、キャップのOリングはやめて傘の部分を除去することでハウジングへの当たりをなくし、中心に穴を開けて細い棒で端子を抑えながらキャップを捻じ込むことにする。キャップの頭にはアルミテープをしておく。



 スラスターハウジングに入れない状態でのモーターテストは問題なく作動。全くブレなく、極低速からフルパワーまでレスポンスよくコントロールできていいる。


このスラスターは予備にしていたもの。予備の理由はプロペラ側でない方の内側にあるアルミ腐食があるから。
この腐食部分はちょうど蓋のOリングにかかる部分ジャストであるので、水没のリスクが大きい。思想テストでは漏れはないのだけど、実戦に使うには勇気が必要。
蓋とモーターとの間には15ミリの空間があるので、10ミリほど切り落としてしまうと腐食部分はさよならになり、新しいOリング当たり面はきれいな部分になる。
のだけど…
この筒をきれいにまっすぐ切り落として、6つのネジ穴を正確に開けなおすのは自信がないので、これは加工に出そう。
そのうち。
しばらくは内機の予備ということで。


これでスラスターの整備方法はわかったので、残り5つのスラスターもリニュアルできることになったのは一安心。


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