2011年5月5日木曜日

【5/2:赤沢】 大連立出会い系生物


5月2日
赤沢
晴れ
気温21.1度
北北東の風1m
水温15度
透視度10m前後


少し透視度が落ちてきたかなぁ…という海。でも晴れているので気持ちいい。



ボートのポイントではクロホシイシモチの群れが雲の様に広がる。
ここのところ、アジやムツ、イサキの群れなど、ボートポイントの斜面特有の美味しそう系魚群にはお目にかかってない。漁業の方でも水揚げは少ないらしい。
やっぱりこう、見上げると何層にもなって魚たちが群れている、という豊かさが溢れる様な伊豆の光景を見たいもんだ。






でっかいヒラメは頻繁に見かける。これはこれで十分豊かだ。




大概、決まった岩にデンと居座って、真上を通り過ぎる魚を狙ってる。


大きいと1mを超える、いわゆる「座布団ヒラメ」もいて、そんな奴ほど急に逃げると言うより悠然と飛び立つように去ってゆくので面白い。


今日は、あまりにも悠然と泳ぎ去るので、下から写真を撮ってみようと思ったけど…




ヒラメ達も豊かな群れを待っているんだと思う。


もうすぐ群れが現れるんだろう。











アメフラシの交接をよく見かけるようになった。


アメフラシは、ヌチャっとした、一見グロテスクに見える奴だけど、元々は巻貝の仲間で、貝が退化してしまったというカテゴリーだ。


今でも薄いながらも小さな貝の名残が背中の中に残ってる。背中にそっと指を当ててみると、ちょっと硬い感じがするよ。それが貝の名残だ。


あんまりイジメると紫の汁を出すのでも有名なアメフラシ。


それを知らずにアメフラシをイジったお客様が紫の汁にビックリする様子を見るたびに、「なるほど、異種でも驚かす効果はあるんだな」と、感心する。




このアメフラシ、実は雌雄同体。一匹の中に♂と♀が両方あって、出会ったらどちらにもなれるようになってる便利な体。広い海の中でやっと出会って「なんだ男かよ」とか「なによ女なのね」。なんてがっかりする事は無いのだ。


写真のアメフラシは3匹つながってるのは、3匹で交接中なんだね。







見ようと思えば牛の角の様にも見える方が前で雄。後ろのほうが♀。


体の中に♂♀両方あるのだけど、自分の中で受精はしない。
出会い尊重式。


で、写真のように互い違いにどんどんつながって交接をする事が出来るのだけど、ともするとこういう事になるそうだ。







最初と最後がつながって輪になっちゃうっていうんだね。


アメフラシの雌雄同体の話として有名なネタではあるんだけど、僕は見た事なんだよね。


今日はあちらこちらで交接しているアメフラシを見たけど、3連が性一杯。


輪になろうと思ってる訳ではなく、偶然に輪になるってことなんだろうけど、よっぽど曲がり具合がうまくいかないと輪にならないんじゃぁないかなぁ。


5匹で輪になる絵を描こうと思ったら9匹になっちゃったし。




アメフラシいっぱいいるし、いっぱい潜ってるんだけどなぁ…


輪になって交接なんて本当は都市伝説なんじゃないかしら?


と思う今日この頃。


出会いが重要だな。。。

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