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【イイジマウミヘビの詳細情報・サンプル動画はこちら】
▶ https://www.azarasi.jp/details/iijimaumihebi.html
ダイナンウミヘビやホタテウミヘビなど、「〇〇ウミヘビ」と名の付く魚類は意外と多い。
伊豆半島でダイバーに紹介すると、「えっ、ヘビなんですか?」となるが、「いいえ、名前にはウミヘビと付きますが、爬虫類のヘビではなく魚なんです」と返すのが定番のやり取りで、「あぁよかった、ヘビじゃないんだ」と安心されるパターンである。
ところが沖縄の場合は、マジでヘビだ。
20代の頃、水中撮影の仕事で沖縄に潜る機会が多くあり、縞模様のウミヘビにはよく出会った。
ヘビは嫌いではないので捕まえたこともある。可愛らしい顔を眺めて手を離すと、水面に向かって勢いよく泳ぎ出すので、「そうか、息を吸わないと溺れちゃうんだな」
なんて思いながら見上げていたものだ。
随分あとになって、本物のウミヘビはコブラ科のヘビだと知り驚いた。あのコブラである。
しかもエラブウミヘビは、ハブの何十倍もの強い毒を持つという。
「口が小さいからさ、咬まれないよ」なんて教えられて安心していたけど、いやぁ、知らないというのは恐ろしい。
*実際のところ、咬まれる事例は雷に直撃するよりも少ないらしい。
さらに最近になって、マジなウミヘビにも種類があり、エラブウミヘビ以外の仲間もいると知った。
それまで私は、ウミヘビは全部イラブーで、泡盛の瓶の中でぐるぐる巻いているあれだと思っていたので、結構な衝撃だった。
では映像のウミヘビはどうなのかと思って見直してみると、どうやらハブの何十倍というエラブウミヘビではないようだった。
縞模様は似ているが、境目がギザギザしていて、模様が食い違っている部分があるし、顔にも白い縞がある。
エラブウミヘビはというと、なんというか、いかにも毒がありそうな感じの縞模様だ。
結局のところ「イイジマウミヘビ」という、やはり本物のヘビの仲間だった。
イイジマウミヘビはエラブウミヘビとは属が違い、陸に上がることがないという。
ウミヘビが上陸して卵を産むと知ったのは、猛毒だと知った時と種類があると知った時の中間くらいの頃で、これも衝撃だったのだが、今度はそれを覆された形だ。
完全に海での生活に適応できたのは、卵ではなく仔ヘビを産む胎生になったからだそうだ。
しかも魚の卵しか食べないため、牙や毒腺は小さく退化し、ほぼ無毒になっているという。
だからなのか、イイジマウミヘビは泡盛の中でぐるぐる巻かれることはないらしい。
いろんな種類がいて、いろんな生態があるとは、エラブウミヘビ以外の「本物のウミヘビ」の皆さんには大変失礼であったと反省している。
今度沖縄で潜る機会があったら、ちゃんと観察することにしようと思う。
もちろん、もう捕まえることはしない。







