あるとき、「ピザバス」という看板に気付いた。
奥の空き地を見ると、派手に塗られたバスがあって、どうもピザ屋になっているようだ。
「へー、バスがお店なんだね、お店建てるより安上がりだからかな?」なんて言ってたのだけど。次の日に行ったら、看板だけで残してバスが無かった。
「あれ?もう潰れちゃったのかな?。いや待てよ、もしかしてあのバスは本当に動くってことか…?」
バスのいない空き地に呆然と立ち尽くす…
まさか本当に動くピザバスだとは思わなかった。
その後、「あ、ピザバスいる!」と思った時はご飯を食べた後だったり、食べようかなと思うといなかったりが続く。食べてみたいな、とは思うのだけど、看板にいつ来るのかは書いてない。
そんなこんなで、ピザバスを発見してから随分と時間がたったけど、とうとう乗車する事ができた!
子供の頃はこの運転席に憧れたよなぁ。ちょっと座らせてもらえばよかったな。
後部座席が残してあって、車中で食べることもできる。
窓からの風景はまるでバス。いや、バスだから当たり前なんだけどさ、動いてないのが不思議な感じだ。
非常の時のハンドルも残ってる。
ピザ屋さんになったら「非常の場合」ってどんな状態なんだろう?
すっごく美味しかったら回しちゃっていいのかな(笑)
そうだ、この中がどうなってるのか知りたかったんだ。こんど行ったらカバー外してみてもいいか聞いてみよう。
こりゃバスじゃなきゃ載らない。
そろそろ僕らが頼んだピザも出来あがるね。
今日は天気がいいから、外のテーブル席で食べよう。
薄い生地でマルゲリータ。
ふっくら生地で旬の野菜ピザ。
青空の下で食べるとなんとも気持ちいい。また来よう。
ピザバスがいつ来るのか分かると便利だなとは思うけど、「今日はいるかなぁ…?」って見るのも面白いから、予定は聞かないでおこうかな。
「運よく乗れたら食べられるピザ」。の方が楽しい。
青空の下で食べるとなんとも気持ちいい。また来よう。
ピザバスがいつ来るのか分かると便利だなとは思うけど、「今日はいるかなぁ…?」って見るのも面白いから、予定は聞かないでおこうかな。
「運よく乗れたら食べられるピザ」。の方が楽しい。
「池」と言っても水がたまってる本当の池じゃなくて、地名で池。「静岡県伊東市池」。のこと。
海沿いの国道から、ほんの2、3分山側に行っただけなのに、随分と山里のような雰囲気のある場所だ。山に囲まれた田園の真中に流れる沢では魚が産卵する様子も見られる、カワセミも飛んでくる。田んぼにはオタマジャクシがいっぱいだ。
「まんが日本昔話」みたいなところで、「池の里」って呼ばれてる。
地下水が汲めるようになっているので、美味しい水を汲みに来る人がぽつぽつといるか、農作業の人が数人くらいしか見かけない池の里だけど、今日はなんだか人が多い。
みんな水着にゴーグルで全身泥だらけ。
聞くと、地元の池小学校の生徒達が田植えの前の「代かき」を体験したのだそうだ。
代かきは田んぼの土を起こす作業なんだけど、子供達は体でめいっぱい代かきしたみたいだ。
「いやぁ、なんとも楽しそうだなぁ、大人もいいって言われたら参加したかも」、とは思ったのだけど、みんな寒そうだ。中には泣いてる子もいたね(笑) まぁそりゃね、田んぼの水は暖かくはないわな・・・
それにしても、なんとも和やかなシーンだった。
子供達が代かきした田んぼの持ち主と思われる、この方。あぜ道を歩く時は若い人に手を引かれていて、遠くで見てても「かなりおじいちゃんなんだろうなぁ」。んて思ってたんだけど、いざ代かきマシーンが動き出したら見事に普通に歩きだしたの。さすがだねぇ、こういうのが田んぼのプロフェッショナルって言うんだな。
僕も「あの爺さん、海の中では速ぇんだよ」。なんて言われるようになるうだろうか。田植えの始まった池の里。
どんどん稲の緑が広がって、夏には眩しいくらいの緑一色になるだろうな。
ここに来て、風景の移り変わりを見るのがすごく楽しい。
こういう風景は、「行ったら無かった」。なんてことになって欲しくないな。
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