アクアティック・プロの玄関に陣取ったツバメ。
ツバメは大概の場合5つの卵を産卵する。わが家のツバメも5つの卵があったのは確認できた。小さいながらも綺麗に並んだ5つの卵だった。
おかしいなと思ったのは、巣に帰って来るツバメが3羽だったこと。巣の前で争うように鳴いて飛ぶ場面もあった。
どうも、他の雄が雌と巣を丸ごと奪い取ろうとしているみたいだ。
雌と巣を同時に奪う最もいい方法は…今ある卵を全て蹴落とし、雌の子育てをリセットすること。
育てる子供がいなくなった雌は、また卵を産む体制に戻って雄とペアになろうとする。
野生の世界で子孫を残すのは大変なことなのだな。
…と思っていたら、2個の卵が巣から落とされていた。
ヤバイ、これは全部落とされてしまうのか?と思ったけど、お父さんツバメは残り3個を守り抜き、うち2個が孵化した。お世辞にもカワイイとは言いにくい、毛も生えてないピヨピヨが誕生した。
あと1個は無事に孵化するだろうか?とヤキモキしていたが、今日はその1個が落ちていた。
落ちた卵の中身はほとんどヒナになった状態だった。ちょっと可哀想だが仕方がない。これも自然だ。
最近は横入りの雄ツバメの姿は見ていなかったので、もう孵化しないと判断した親ツバメが巣から排除したのかもしれない。
台風が近づいて風が強く、肌寒くなってきた。この2羽は無事に乗り切れるだろうか。
5月27日
赤沢
曇り時々雨
気温17.7度
北北東の風2m
水温18度
透視度10m前後
ひと荒れしたらどうなるかわからないけど…
「オオウミシダ」というウミシダの根元にひっそりと棲んでいる巻貝だ。
コンパクトカメラで撮ったので、後から処理してはいるけれど、青と紫の中間のような色に、鮮烈な黄色い筋模様が入る、実際の見た目に近づけた。これはリアルのカラーだ。
こんな色の貝殻が落ちていたら、是非ともコレクションにしたいところだけど、オオウミシダトウマキクリムシの貝自体はこの模様では無く、ただの薄い半透明な白だ。
この色は、中の体のデザインが透けて見えてるということだ。
スケスケのボディーが恥ずかしいのか、普段はウミシダの中の方に隠れていて外からは見えづらい。
ちなみに「ウミシダの根元」なんて書いたけど、ウミのシダと言う割には植物ではなく動物なので根は無い。根元と言うより脇の下か…
ちなみに「ウミシダの根元」なんて書いたけど、ウミのシダと言う割には植物ではなく動物なので根は無い。根元と言うより脇の下か…
20センチを超えようかという、でっかいボウシュウボラだ。貝には付着物が沢山付いていて貫録たっぷり。どこにも隠れてない。
人間みたいにカラーで立体で。等と言う風に見えている訳ではなく、ごく原始的に光や影を捉えているのだとは思うけど。いやいや、なんだかすっごく見られている様な気がして恥ずかしくなる…
サザエやアワビにも目があるので、魚屋で並んでたら見てみて。向こうも見てるよ。
全長は5センチほど。プックリとしたお腹の出具合は子供の様に見える。
下顎の真中からヒゲが出てる。タラっぽいね。
こちらはすぐ近くにいた別の個体。少し大きくて10センチ程度かな?ヒレの縁がオレンジで綺麗だ。
一見「イタチウオ」のようだけど、そんなにヒゲも多くないし、背びれと尾鰭がくっ付いてないのでイタチウオじゃぁ無い。という、あれだ、ほら…
あまり見かけない魚だから名前が出てこない。随分前に見た事がある気がする。
こいつ、普通に図鑑で調べると「エゾイソアイナメ」という名前の魚。ちゃんと伊豆の魚類図鑑に写真も載ってる。
でも、少し大きな図鑑で調べると、隣に良く似たのがいる。「チゴダラ」という魚。
エゾイソアイナメはダイバーが潜るような浅い水深に棲んでいて、チゴダラは150~800m以上という深い所に棲んでいる。ということになってるんだけど、「実は同じ種類じゃないのかい?」いう論争になってエゾイソアイナメが消えそうになったんだけど、「やっぱ別の種類だよ」。ってんで、今の所2種になっているというお二人。
簡易的に目の大きさが鼻先の長さの2/3以上あればチゴダラかも。という話も出てくるけど、子供のうちは目が大きいからね、よく分からない。
デカイ図鑑には鰭の骨の数が何本か、とか書いてあるのだけど、チゴダラ周辺の仲間の背鰭や尻鰭の数は60~71本。などと「~」が付いてる。エゾイソアイナメの尻鰭だけが「63本」。とキッパリと書いてあったので数えてみた。
クローズアップして、いちにーさんしー。って数えたらとりあえず63本は超える。
ま、うちの図鑑も古いからな、そういう最新生物情報にはついていけてないしね…
ま、うちの図鑑も古いからな、そういう最新生物情報にはついていけてないしね…
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