2層の水になってる。
水深20~25mより浅いと、水温は15~16度、所によって17度とやや上昇傾向で透視度が5m前後。深い方は、余裕の透視度20m超え。水温は長居ををしていないので正確に計れてはいないけど、多分13度、くらいじゃないかな。
2層になるのは別に珍しい事ではなく、表層の水温が24度というような季節でも、下層は16度ということもある。
大概の場合、表層より下層のほうが冷たくて綺麗だ。
5月17日
赤沢
晴れ
気温20.3度
南南東の風3m
水温15~16度(浅場)/13度(深場)
透視度5m前後(浅場)/20m(深場)
少々濁った表層から、スッパーン!と綺麗な水に突入すると素晴らしく気持ちいい!
紅の豚が雲から出てくる時はこんな感じなんだろうなと思うほど最高だ。冷たさも吹き飛ぶ。というか冷たさが身にしみるまで居られる水深じゃないしね、爽快感を味わうにはちょうどいいくらいだ。
写真は水深30mほど。
岩一面のソフトコーラルが見渡せる。爽快だ。
ピョーんと一本飛びだしたようになっているのはムチカラマツという生物。カラマツ、だなんて名前だけど植物ではない。プランクトンを食べるポリプが集まっている動物、いわゆる“ソフトコーラル”だ。
このムチカラマツに取り付くようにして棲んでいるのが「ビシャモンエビ」だ。
2センチあるかないかの小さな体な上に、形も色もムチカラマツに似ているので慣れないと見つけにくい。
確かに、目の間の尖がった角は兜の様に見えない事もない。
がしかしまぁ、神様の名前を付けてもらうとは、なんともラッキーなエビだ。
他に神様の名前を貰った生物はいるだろうかと思って、七福神の残り6人を捜してみた。
これを見て巡れれば、海の中の七福神巡りになる。という壮大なさっき思いつき。
北海道や東北など、冷たい海にいる魚だ。普段は数百メートルの深い海にいるらしいけど、冬になると産卵のために、ほんの数メートルの浅瀬にやってくる。
北の海の魚で、さらに冬だから、なかなか気軽に会いに行ける物ではないけれど、見られない魚では無い。
僕は以前、知床と青森で見た。いや、御参りした。
なので「エビスガイ」。
本州のかなり浅い岩礁には大概いるということなのだけど。いやぁ、見てるのだろうけど気にしてなかったなぁ…
明日はちゃんと御参りしなおさなくちゃ。
赤と白で見事な寿っぷりだ。
砂地に穴を掘って棲みかにするエビなのだけど、巣穴はハゼの隠れ家にも利用されていて、共生関係として有名だ。
ダイバーにも人気があって、メジャーな生物なのだけど、残念ながら僕は見た事がない。
一回出現すれば固定する生物なので、情報を聞いて御参りに行く事は十分に可能だね、海の七福神としてはバッチリだ。
弁財天は弁天様ということで「ベンテン」。であえてレアなウニにしてみた。
その名も「ベンテンウニ」。
こちらも赤白の棘でめでたい上に、棘が上に向いて反っているという芸術的な雰囲気。弁天様だ。
棲む水深は70m~300m超えと、御参りに行ったら本当にあの世に行ける深さなんだけど、どうも20mあたりの浅い海にもいる事があるらしい。西伊豆での目撃例もあった。
これに御参りできたらすごいね、海の七福神巡りのレベルが上がる。
フクロクなんとかっていう生物の名前がなーいのだ。
フクロ、と付く生物はとても多いので、フクロクラゲとかフクロクモヒトデとか、語呂的にうまくいかないもんかと捜してみたのだけど、見つからないっす。
なので、「フクロノリ」
春の浅瀬にはいっぱい生えてます。御参りし放題。
なので、「フクロノリ」
春の浅瀬にはいっぱい生えてます。御参りし放題。
ベンテンウニでレベルを上げちゃった分、ここで下げよう。
ダイコク、と名前の付く生物なんて沢山いそうだけど、これがまた、いるんだけど…
貝でいくつかあったのだけど、カナダに生息してたり、水深が700mだったりしてNG。
さすがに七福神巡りで海外に行ったら怒られる。
ということで、「ダイコクタマエガイ」というシックな二枚貝。
ということで、「ダイコクタマエガイ」というシックな二枚貝。
でもね、生息域がオホーツク以北~北極海の水深10~150mの砂泥。とな。
厳しいかなとも思ったんだけど、根室にもいるらしいし。御参り不可能ではない、かな…
あー、なんかすっごい図鑑の索引を見たな。
絵も5枚も描いちゃったし。思い付きのネタの割には時間かかったなぁ…
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