2011年5月10日火曜日

【5/9:赤沢】 卵を産まない魚



今日は漁協のお仕事でのダイビング。ガイドではない。

僕がダイビングの仕事を始めた時は、海の中の環境調査やテレビの水中撮影をする会社の社員で、一般のダイバーと潜るという機会は無かった。休日はダイビングに行く、なんてことももちろんなかった。

当時、と言ってもそんな太古の話じゃなくて、田町にジュリアナ東京があったころの話。
同僚の男が仲良くなった女の子をダイビングに誘おうと思って、「ねぇ、今度僕と一緒に潜水しない?」と言ったら、「やだ“センスイ”って何のこと?、もしかしてダイビング?」と笑われてしまったと、超ガッカリ顔で話してきた事があった。

今なら大笑いしてやるところだけど、その当時は「ふむふむ、一般の人には“ダイビング”って言わないと笑われるのだな」と感心して聞いてた。


いや、上の「お仕事での“ダイビング”」って一発で書いたんで、ちゃんと矯正されてるんだなと思って。



でもやっぱり「足ヒレ」とは言うなぁ。










5月9日

赤沢

晴れ

気温23.0度

北北東の風3m

水温16~17度

透視度10m前後




ほんの3、4mでの作業なのだけど、出会ったのはでかいサメ。全長1.5mほどのドチザメだ。

「サメって怖くないですか?」とよく聞かれるのだけど、やみくもに人間に噛みついてくるサメなんてそうそういるもんじゃない。


サメの3D撮影をするためにミクロネシアに行った時は、迫力のある映像を撮る為に、水中でカツオの切り身を振り回しておびき寄せた。


それでも、カメラの前に来るのは1mないくらいの蹴り飛ばせそうなチビサメばかりで、大きな個体は見えるか見えないかの距離を保って近づいては来なかった。

あの有名なホオジロザメに出会う為に、僕の師匠はわざわざ南アフリカまで行ってた。


「これがサメの傷あとでさぁ。くらいのセリフを言ってみたいよな」。ってくらいにサメはなかなか襲ってこない。













ドチザメは海底のカニや魚類等を食べるサメでおとなしい、というか臆病なサメだ。ダイバーに会ったら普通はピューっと逃げてゆく。

このドチザメが逃げないのは、ぐっすりお休み中なのだ。


魚は瞼を閉じて寝ないので、起きてんのだか寝てんのだかは一見して良く分からないけど、こいつは爆睡モードで全然動かない。


ドチザメ達には気に入った寝場所というのがあるようで、実はこの岩と岩の間の丸石ゾーンで爆睡中なところをよく見かける。

山形の飛島と言う所には、その名も「サメ穴」という所があり、海底に開いた岩穴の奥が8畳くらいだったかな?、やや広いスペースになっていて、なんと一面ドチザメの「ドチザメ絨毯」になっているんだ。ドチザメマニアには聖地に違いない。



ふと気付くとこのドチザメ、お腹が妙に大きい。
どうもお腹に子供が入っているようだ。

もしかして粘りに粘れば、ドチザメの出産シーンというスクープを撮影することが出来るんじゃないかと、悪魔の様な考えが頭をよぎるが、ちゃんと本来の仕事を全うする。僕は真面目なダイバーだ。











ドチザメは卵を産まない。
産まないといっても子孫を繁栄しないということではなく、タマゴ、としては産まない。
生まれる時はすでに立派なドチザメの姿で生まれてくる、「卵胎生」という産み方をする魚だ。

産む子供の大きさは25センチくらい、多いと20匹ほどを出産するということだが、この「産む子供とその大きさ」の関係は反比例する傾向がある。

1ミリ以下の小さな卵は、わずか1cmの小さな生物にさえ喰われてしまう。孵化しても逃げて泳ぐ能力などない微細ない浮遊生物だ。悪魔の様な困難を乗り越えて身を守れる大人になるまでに、大半の兄弟が死んでゆくだろうから、何千万。何億と産まなければ、まず子孫は残せない。

生まれた時に大人の体であれば、世に出た直後でも敵から逃げられるし餌も探せる。生き残る確率は絶対的に高いけど、なにせ1匹が大きいから沢山は産めない。二桁がいいところだろう。
億の卵を産む生物の100万分の1だけど、それでも存在は消えない。

「それが自然淘汰の摂理なんだよ」と言ってしまえばそれまでなんだけど、魚類誕生5億年後の現在を見てるからそう思うのかもしれない。

人類の誕生が、もう数億年早かったら、摂理に反する様な訳のわからない生物にたくさん出会ってっるはずだ。
グニグニに絡まった様なアンモナイトに、どういう答えを出すのだろう?
イクチオサウルスが、かわいいイルカになってるんじゃないかな?

人気の漫画「テルマエ・ロマエ」みたいに、海底の小さな穴に吸い込まれて何億年か前の海にタイムスリップしたら、僕はどんなブログを書くだろうか。
























2011年5月9日月曜日

【5月8日:赤沢】 ミラクルの深さ

今日はボートポイントの水中ガイドとバブルヘルメットという潜水具のテストだ。 海は見事に穏やか。最高気温が25度を超えるらしく、朝から夏の様に暑い。 午後からは南西の風が強めに吹く予報だけど、これだけ晴れて気温が高いと、相当吹いてくるんじゃないかという観天望気だ。 5月8日 赤沢 晴れ 気温28.1度 南南西の風5m 水温15度 透視度10m前後 

矢吹丈のようになっている女子ダイバーは燃え尽きている訳ではない。 バブルヘルメットという潜水具のセッティング中だ。 90年代初め頃にフランスで作られたこの潜水具は、金魚鉢のようなドーム状の透明ヘルメットを被って潜る。似たような物で、シーウォークというリゾートなどで手軽に潜れるアクティビティーがあるけど、シーウォークは給気ホースで陸上と繋がっていて自由ではない。 このバブルヘルメットは背中のスクーバタンクの空気を呼吸するので水中では自由だ。

構造の考え方としてはとても単純で、ただ単に潜るのであれば何の支障もない。慣れれば一人で被って潜ることもできるほどに簡単なのだけど、微妙に供給音が止まらなかったり、わずかに水が浸入してきたりというのがある。
力学上?ヘルメットの中すべてに水が入ってきてしまうということはなく、潜るのには支障はないので、今まで何回も水中レポートととしてテレビ撮影に使用してきたのでご覧になった方もいるだろう。ニュースステーションで、すが潮美さんが潜ったり、ウッチャンナンチャンの南原さんが知床の流氷にもぐったり、作家の谷村志穂さんが潜ったこともあった。 最近では東MAXも潜ってる。 でも撮影で使うからには、やっぱり完璧にしないといけない。だから度々「何故」を追求するテストを繰り返してきた。 正直、「なんでそんなに原因がわからないのか」がわからない。というくらいな状況で、フランス的と言うか、ヨーロッパ的な機械造りの考え方との戦いだったような気もする。 僕思うには「大胆な発想だけど少々大雑把でわかりにくい」という構造だ。日本のダイビング器材は、控えめで面白くはないけど繊細でわかりやすい。 まぁね、日本人はこんな大胆な潜水具を作りはしないね。  (このユーチューブを見終わって出てくる「バブルヘルメット」は09年のテスト。音声付きです) 今回のテストは成果があって最終章に入った。もしテレビで見かけたら成果を楽しんでください(笑)。



映像の撮影は「河童隊」中川隆カメラマン




 


 
 

【5月6日:赤沢】 運命の相棒

ゴールデンウィークの最初は素晴らしく忙しくさせて頂いたのだけど、ここぞGW!という3連休になって暇になった。

まぁんなもなぁ、しょうがねえさ。
天気もいいし、タケノコでも掘りに行こう!!




汗ばむくらいの暑い日だったのだけど、竹やぶの中は気持ちのいい風が流れていて、なんと爽快なことか。


「そうだ、京都行こう」というフレーズがあるけど、わざわざ京都まで行かなくても、富戸で十分気持ちいい。


あ、きょうと。と、ふと。って似てるね。




タケノコは足先で感じて。なんて言うけど、すっかり頭を出している大きなタケノコでも十分美味しく食べられる。というより、大きい方が少し歯ごたえがあってタケノコらしさがあって好きだ。僕は歯ごたえのある食べ物を好む。
ということで、ニョキニョキと一目瞭然で生えているタケノコをガシガシと採取する。
去年はわが家の貧弱な鍬がタケノコに負けて、ただの棒になってしまったので今年の為にかなりゴッツい鍬を仕入れてあるのだ。
上手な取り方ってのがあるんだろうけど、とりあえずパワーでカバーする。
その方が運動にもなるしね。





タケノコハンターは満面の笑みだ。
ほっとくと延々と掘り続ける優秀なタケノコハンターだが、去年はあまりにも食べ続けすぎてカブれてしまうというタケノコの逆襲を受けてしまったので、今年はかなり慎重なペースで摂取するだろう。






GW後半の海は穏やかで最高だ。


前半に比べると少し透視度が落ちてきたけど、抜群の春濁り。という程ではない。




妙に白い物が目に入る。
なんだこの貝、随分と目立つなぁ。と思ったら、なんかくっ付いてる。





おおこれはイソギンチャクだ。
…てことはもしかして、この貝の主はヤドカリか?







動きが無いのでそっと持ち上げるとやはりヤドカリだった。

ヤドカリとイソギンチャクの関係は共生関係として有名だ。



毒を持っているイソギンチャクを大型の魚類などが食べる事は無いので、イソギンチャクを背負う事でヤドカリは防御バリアーを手に入れる事ができるようなもんだ。イシイダイやタコに襲われるリスクは減るだろう。

イソギンチャクは簡単に移動の出来る動物では無いけど、ヤドカリの背中に乗ることで移動が出来るようになる。棲んでいる環境が悪くなったとしてもヤドカリなら簡単に移住ができる。ただ死を待つのみ、ということはなくなった。
ヤドカリとイソギンチャクの関係は、両者に徳のある「相利共生」という奴だ。


で、まず疑問に思うのが、ヤドカリは生まれた時から貝殻を背負っているという訳ではないと言う事。貝を背負っているヤドカリしか見ないけど、ヤドカリは貝じゃなくて甲殻類だからね。“宿・借り”ってくらいだから、生まれた後になんらかの巻貝をゲットして家にしてる。

ゲットした家にイソギンチャクが付いているわけでもない。入居前から警備員付きの物件なんて、そうそう転がっているはずがない。



そう、このヤドカリは、まず最初に巻貝の家をゲットした後に、イソギンチャクを見つけて屋根に乗って頂いたということだ。

出会った時はガッチリと岩に付いているであろうイソギンチャクにどうやって交渉するのかはよく分からないけど、ヤドカリがハサミでチョンチョンと突っつくと、あれ不思議。イソギンチャクは素直に岩から離れ、ハサミで摘ままれるがままに貝殻へと誘われ、再び吸盤で貝殻にくっ付く。



ヤドカリは成長すると大きな家に引越しをしてゆくのだけど、そのたびに新しいイソギンチャクを捜すのではなく、脱ぎ捨てた古い家から新しい家の屋根へと、またチョンチョンと突っついてイソギンチャクにも引越しをしてもらうという。



不思議だ。



甲殻類と刺胞動物という完全異種間で、いったい何時からそんな技が使える様になったというんだ。



もちろん、人間が真似をして突っついても、イソギンチャクは離れたりしない。

なんらかの臭いや、合図があるのだろう。



不思議すぎる。



このヤドカリには、このイソギンチャク。と種類の組み合わせまであって、「イソギンチャクならなんでもいいんだよ」とか、「ヤドカリさんなら誰でもくっつくわ!」という乱れた世界ではない。清らかだ。





今日出会ったのは「ヨコスジヤドカリ」と「ヤドカリイソギンチャク」の組み合わせ。

よく見かける有名カップリングでは「ソメンヤドカリ」と「ベニヒモイソギンチャク」の組み合わせがある。

「トゲツノヤドカリ」というヤドカリは、左のハサミに、その名も「ヤドカリコテイソギンチャク」を付けているという、こうなるともうオカルト的であり、知れば知るほど身の毛もよだつような自然の不思議だ。



あぁ、どやって突っついてイソギンチャクの引越しをしているのかが見たい。

海で見たい。

生で出会ってみたい。



このヨコスジイソギンチャクとヤドカリイソギンチャクの組み合わせも、ずっと続いてゆくのだろうな。

そんなに移動しないだろ?

また出会うだろ?



今度会ったらどうなってるかな。楽しみにしてるよ。





















2011年5月5日木曜日

【5/2:赤沢】 大連立出会い系生物


5月2日
赤沢
晴れ
気温21.1度
北北東の風1m
水温15度
透視度10m前後


少し透視度が落ちてきたかなぁ…という海。でも晴れているので気持ちいい。



ボートのポイントではクロホシイシモチの群れが雲の様に広がる。
ここのところ、アジやムツ、イサキの群れなど、ボートポイントの斜面特有の美味しそう系魚群にはお目にかかってない。漁業の方でも水揚げは少ないらしい。
やっぱりこう、見上げると何層にもなって魚たちが群れている、という豊かさが溢れる様な伊豆の光景を見たいもんだ。






でっかいヒラメは頻繁に見かける。これはこれで十分豊かだ。




大概、決まった岩にデンと居座って、真上を通り過ぎる魚を狙ってる。


大きいと1mを超える、いわゆる「座布団ヒラメ」もいて、そんな奴ほど急に逃げると言うより悠然と飛び立つように去ってゆくので面白い。


今日は、あまりにも悠然と泳ぎ去るので、下から写真を撮ってみようと思ったけど…




ヒラメ達も豊かな群れを待っているんだと思う。


もうすぐ群れが現れるんだろう。











アメフラシの交接をよく見かけるようになった。


アメフラシは、ヌチャっとした、一見グロテスクに見える奴だけど、元々は巻貝の仲間で、貝が退化してしまったというカテゴリーだ。


今でも薄いながらも小さな貝の名残が背中の中に残ってる。背中にそっと指を当ててみると、ちょっと硬い感じがするよ。それが貝の名残だ。


あんまりイジメると紫の汁を出すのでも有名なアメフラシ。


それを知らずにアメフラシをイジったお客様が紫の汁にビックリする様子を見るたびに、「なるほど、異種でも驚かす効果はあるんだな」と、感心する。




このアメフラシ、実は雌雄同体。一匹の中に♂と♀が両方あって、出会ったらどちらにもなれるようになってる便利な体。広い海の中でやっと出会って「なんだ男かよ」とか「なによ女なのね」。なんてがっかりする事は無いのだ。


写真のアメフラシは3匹つながってるのは、3匹で交接中なんだね。







見ようと思えば牛の角の様にも見える方が前で雄。後ろのほうが♀。


体の中に♂♀両方あるのだけど、自分の中で受精はしない。
出会い尊重式。


で、写真のように互い違いにどんどんつながって交接をする事が出来るのだけど、ともするとこういう事になるそうだ。







最初と最後がつながって輪になっちゃうっていうんだね。


アメフラシの雌雄同体の話として有名なネタではあるんだけど、僕は見た事なんだよね。


今日はあちらこちらで交接しているアメフラシを見たけど、3連が性一杯。


輪になろうと思ってる訳ではなく、偶然に輪になるってことなんだろうけど、よっぽど曲がり具合がうまくいかないと輪にならないんじゃぁないかなぁ。


5匹で輪になる絵を描こうと思ったら9匹になっちゃったし。




アメフラシいっぱいいるし、いっぱい潜ってるんだけどなぁ…


輪になって交接なんて本当は都市伝説なんじゃないかしら?


と思う今日この頃。


出会いが重要だな。。。

2011年5月4日水曜日

【5/1:赤沢】 私はそんなにお淑やかじゃないのよ




5月1日
赤沢
曇り時々雨
気温19.7度
西南西の風5m
水温14~15度
透視度8~13m




久しぶりに雨が降ったけど南寄りの風で気温は高く、それほど寒くない。でも、海の中は寒くなって14~15度。15~16度で、「もうそろそろ16度で安定だろうなぁ」。と思っていたので、水の中で温度計が“14”と出ているのに「なぬっ!」と目をパチクリする。

伊豆高原周辺の海の水温は真冬の一番冷たい時で13度とか14度。12度まで下がるとかなり冷たいね、というところだ。
大体の場合、2月から3月初旬にかけてが一番水温が下がるのだけど、今年は下がっても14度台それもほんのわずかな日数だったんじゃないかな。

「あんまり冷たくならなかったね」という会話をよくした2011年冬。その後17度突入かというような温度も一時期あり、「このまま上がったらどうなるんだろう?」とさえ思ったけど。そうはいかなかった。

はい出ました、5月に入って14度台。

今年の冬の水温を語るなら、「15度位までしか下がらなかったけど、春が来るのが遅かった」になるのだろうか?

こういう時はどんな海になるのかな?
とりあえず、マナマコ達は喜んでるみたいだ。








最近のお気に入りのウスユキミノガイ。



砂と石の隙間や大きめの石の下などに棲んでいて、基本的には明るい所が好きではないようだ。明るい所にお出まし頂くと、暗い方へと逃げてゆくのだけど、この逃げ方が結構パワフルで、初めて見た人はびっくりするだろうな。









唇のような筋肉を巧みに使い、殻を閉じる時に脇からジェット噴射して進むんだ。



でもこのウスユキミノだけが特別な貝だと言う訳じゃなぁない。有名なところでは、ホタテガイ。天敵のヒトデが近づくと同じ様にジェット噴射で見事に飛んで逃げる。



ホタテガイは伊豆にはいないけど、とても似た形のツキヒガイという砂地に住む貝は、やはりジェット噴射で飛び立ち、それはそれは見事な滑空で彼方へと消えてゆく。すばらしい水中グライダー具合に、ただただ唖然とするばかりだ。



巻貝だってヒラヒラを羽ばたかせて飛んだりできる種類もいるし、アサリやハマグリはベロを使って起き上がったり、ジャンプしたりすることができる。





「静かに海底にへばりつく貝」とか「貝のように黙る」とか、じっとして動かない例の様にされる貝類だけど、いやいや、そんなことはない。驚くべきミラクルが、まだまだ他にもあるのですよ。















2011年5月3日火曜日

【4/30:赤沢】 8人の挑戦者②



4月30日
赤沢
晴れ
気温22.6度
西南西の風6m
水温15~16度
透視度8~13m


午後から南西の風が強めに吹く予報だったので早めにスタート。
確かに昼事には風が強かったけど、水の中はさほど揺れも無く快適だった。

8人のダイビング挑戦者は随分とバランスが良くなり、潜降も尻もちにならない…かも。まぁさ、尻もちついて潜っても構わないけど、海の中で何かを見たり考えたりする余裕は欲しいもんだな。






石ころじゃないよ、魚だよ。
魚屋でも並んでる「ホウボウ」の子供はまだ1センチにもならないくらいだ。
例年ゴールデンウィークの頃に多く見かける感じだけど、今年は、「またいた、あ、ここにも」というくらいだから多いのかもしれない。








小さいイカだね。
「へー、こんなに小さくてもスミを吐くんだ」って海の中で思えるようなら、もうほとんどダイバーになってきてるよ。






これはさすがに岸近くではいなかった。


ボートでのガイドダイブに行った時の一こま。「イズヒメエイ」。そうだな、尻尾なしで、うちの26インチのテレビよりはでっかいな。


ネコザメがいたり、どうもメジロザメと思われるサメが出たり、軟骨魚類の赤沢5番ボートダイブだった。メジロザメ?はちょっと遠くて写真はなし。でも銀色でさ、頭尖がってて背中が盛り上がってて、まさにシャーク!っていうサメだった。



5番は何が出るかわからないところが魅力的。ある意味ガイドの技量が試される場所か…(笑)















技術の練習も問題なくこなしていたけど、上がった後に、「いやぁビビった、怖かったぁ」っと言っていた。そりゃそうだろう、誰でも最初はビビるもんだ。

本当は怖くて仕方がないのに、怖くないふりを装っている中堅のダイバーより、怖いと言った君の方が優秀なダイバーになれるだろう。


発行するCカードは講習の“修了証”という意味ではあるけれど、ほんとは始まりのカードなんだよ。

いろんな未知を楽しめるはずだ。あとは君たち次第。



































【4/29:赤沢】 8人の挑戦者①






4月29日

赤沢

晴れ

気温17.5度

東の風1m

水温15度

透視度10~13m



暑いくらいの日差しもうれしいけど、透視度がぐっと上がったのがうれしい。港内の浅瀬でも10mは見えてる。


今日明日はスクール、やっぱり最初のイメージとしては綺麗な青い海の方がいいに決まってるからね。よかった。








それにしても暑い!日差しが強すぎて顔もフィンになる。






いざ海へ!
今回は8人の仲良しグループさん。ちょっと合宿みたいで楽しい。






スクールなもんで外海には出てないのだけど、港内の砂地で転がる不思議ちゃんを発見。ウミウシの「カノコキセワタガイ」。
普通は砂の中で生活しているらしく、いつでも出会えると言うお方では無い。今日はスクールの皆さんの華麗なフィンワークのお陰で会えたのかも(笑)

スクールの生徒さん達は、このなんだか訳のわからない物に、ほぼノーリアクション。そりゃそうだ、初めて海に潜ったのに、これはさすがに何だかよくわからない。喜んでいるのは付き添いで潜ってた生徒さんの友人ダイバーと僕だけか。




ファンダイブのガイドの時よりも、体験ダイビングやスクールでのダイビングの時の方が“意外なところの意外な面白生物を発見”という事が多い様な気がする。


たぶん“何か面白いものを見つけよう!”という変な気合いというか、邪念がないからだろう。

無に近い気持ちでいると、目に入ってきた風景に柔軟に反応することができる気がする。


そういう意味では、またカノコキセワタガイに出会おうというのは邪念中の邪念だ。
さすがにスクールでは軽く流してしまったカノコキセワタガイを、もう一回よく見てみたいな、なんてことは思ってはいけない。
フラッシュ炊いて写真撮ればもっと色が出たのに、などもってのほかだ。


うむ。禅の修行でもしようか。