2011年8月3日水曜日

【8月3日:富戸】 いよいよイカ炸裂?



8月3日

富戸

晴れ

気温28.8度

北東の風2m

水温26度

透視度15~20m


南からのウネリがややあるので、赤沢あたりは少々揺れ気味だ。

北向きの富戸はべったりと穏やか。朝は北風でパシャついていたようだけど、午後になるとフラットで快適な海だった。



しかし、来たね。

とうとう来た感の溢れるアオリイカの産卵。

目の前で悠然と泳ぐアオリイカの様子は、何度見ても素晴らしい。


今年のアオリイカ産卵は、川奈辺りでは春から炸裂してたようだけど、その他では今一歩。

先日の台風前に赤沢では頻繁になったものの、台風後はさっぱり…

富戸や海洋公園では、春先から産卵床を設置したけど音沙汰なく。。。

という、全体としてはガッカリムードだったアオリイカの産卵だけど、今日になって富戸では見事に産卵してたんだ。

何の具合かわからないけど、アオリイカ達は産卵をあきらめていた訳ではないようで、ここに来て突然産卵が始まった。



木を束ねて沈めておくと、アオリイカが産卵をするという、「アオリイカの産卵床」。

産卵は春から秋の風物詩のようになっていて、産卵が目の前で見られるというのは、慣れてしまうと当たり前のようになってしまうけど、実はとってもすごいことなんだと思う。

何のハイテクも使わないこのシステムは、古くからの人間の知恵とアオリイカの気持ちの融合といったところなんじゃないかな。









産卵したクマノミの卵は、綺麗なオレンジ色から茶色っぽく色が変わってた。

水温が高いから成長も早いのだろうか?31日のオレンジ色から、まだ3日しかたってないのに…

まだオレンジ色だと思いこんでいたので、無くなってしまったのかと思ったくらいだ。






近くで見ると目と思われるものがもう出来てる。

日ごと、どころか刻一刻と成長しているようだ。次に見る時はどんな風に変化しているのか、とっても楽しみだ。






表層で、狭い範囲だけど赤潮があった。

今の水温は26度台。

伊豆半島の水温としてはMAX寸前

これ以上高いと、うまく生きて行かれなくなる生物も出てくるだろう。


暖かいと嬉しいと思うダイバーの方も多いだろうけど、結構心配なことではある。


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