桜はソメイヨシノも満開になり、桜吹雪が綺麗。
土曜日の天気予報は、今日の午前中は曇りのち雨だったけど、さっき見たら晴れ時々雨、になってた。
なんじゃそりゃ的な天気予報だけど、まぁ、明後日の天気予報なんてそんなもんだな。 明日になったら晴れになってるんじゃないかな?
写真は市街のユニーの駐車場の桜。
先週まで満開だったコマツオトメはもうすっかり緑の葉になっていたけど、この枝垂れ系の桜は満開になってた。
月齢10の月が昼間から出てる。
よしよし。土曜日のナイトダイブでは、12.5夜になっていて、ほぼ真上に月が出るはずだ。満月じゃないけど、雲間に出る月ってのもいいかもしれない。晴れてくれ!
さて、ユニーの中の魚屋を見たら、今日は珍しくボラがあった。
伊豆では足の着くような浅瀬にでも普通にいる魚で、ダイビング中に数匹見かけるなんていうのはあたりまえなんだけど、時にはもの凄い群れになっていたりしてあなどれない奴ら。
南の島で悠然と渦の様に群れている「バラクーダ」(カマスの仲間)を文字って「ボラクーダ」なんて呼んだりしてる。
こんな感じ。
もはや壁。
獲れない魚ではないと思うのだけど、人気がないのか、安すぎて商売にならないからなのか、あまり店頭に並んでいるのを見かけない。
ボラは臭いって有名な話だ。
子供の頃住んでた横須賀でよく釣りはしたけど、ボラを釣って帰ると母は、「ボラなのぉ・・・」と言って喜ばなかった。確かに、台所中が生臭い内臓の臭いだった記憶がある。僕も、ボラは臭いもんなんだと思ってた。
伊東に来てから、近所の人にボラを頂いた。
せっかく頂いたんだし、じゃぁ臭いが消える様に味噌漬にでもして焼いて食べるか。なんて食べたら、これがまた美味いのなんの。びっくりした。
臭いと思っていた魚が、その瞬間に大好きな魚類ナンバー1に躍り出た。初登場オリコン1位になるくらい凄い。
それ以来ボラのファンなんだな。
ボラとしては小ぶりだけど2人で食べるには十分すぎるでかさ。これで200円。
抜群のコストパフォーマンス。
「粋でイナセな…」っていう言葉があるけど、イナセって「鯔背」って書くんだよね。鯔はボラのこと。
江戸の日本橋あたりの魚屋の若い衆で流行ってたマゲが鯔背銀杏と言ってボラの背中に似てるところから来ていて、イナセだ、というのはその連中みたいだ、ということらしい。
マゲに見えないこともないけど、実物が見てみたかったな。
半透明の薄ーい膜が眼球の上を覆ってるんだけど、真中はあいてる。全部覆っている魚もいたり、ない魚もいたりだけど、意外と脂瞼のある魚は多いね。
ボラは目がでっかいから分かりやすい。
もちろん、人間みたいにぱちくりはしない。
水の中でどうやって臭いを嗅ぐんだろうと思うけど、そもそも臭いというのは成分が水に溶けたうえで感知するものらしく、陸で嗅ぐよりも水の中で嗅ぐ方がひと手間省けるものらしい。
人間も頑張れば嗅げるかもしれない。
魚は肺呼吸じゃないので息を吸って嗅ぐということがない。なので鼻の穴は2個あいてて片方が水の入り口で片方が出口。水が内部を通る間に感知するって仕組み。が2組で鼻の穴は4個だ。
歯という感触はまったくなし。見た目もなし。
ダイビング中に海底をパクパクしているボラをよく見かけるけど、何かを食いちぎるというよりは吸い込んでるんだな。
とりあえず何でも吸いこんじゃうから、海底の泥が臭ければ、ボラの体も臭くなってしまうね。
そろばん。などと呼ばれる胃の幽門部分、1匹に1個しかない。サクサクコリコリとした感触の珍味だ。
まぁ、砂肝みたいな感じかな。
お勉強になりました。
返信削除いなせはそこからきてるんだぁ~!
おいしそう。一度食べてみたいと思えます。