2011年4月7日木曜日

【4/7:赤沢】 心のシャッター




4月7日

曇りのち晴れ

気温20.8度

西南西の風5m

水温15度

透視度8~15m



満開だった富戸の海際の城ヶ崎桜はすっかり緑の葉になってしまった。

城ヶ崎桜は花の時期が短いのかな?「満開だぁ!」と思ったらあっという間に葉だけになっちゃった。街中のユニーにあるコマツオトメという桜は超満開。そして次はコマツオトメと伊豆固有の野生種であるオオジマザクラの掛け合わせ品種と言われるザ・ソメイヨシノが満開を迎える。

ソメイヨシノのピークは今週末かなと思ったけど、満開&桜吹雪は来週に持ち越しになりそうな感じ。

ほんと、桜には色んな種類があるんだね。



写真は近くの「宇根」に咲いてた、おそらくはこれがその「オオシマザクラ」、たぶん。

桜の種類ってなかなか難しいけど、「葉の成長と共に先端に数個の花が咲く」というのは合っている。葉っぱと混ざってる上に花の数は少ないし、ピンクというよりも白に近い色だけど、なんだかとっても日本的な感じがする。

これがオオシマザクラなら、初夏には実がなって食べられるんだって。へぇ、気にしてなかったな。また楽しみが増えたぞ。







西寄りの風が強くて、沖は白波になっていたけど、ウネリはないので港内は静かなもの。水の中も穏やか。

水温は17度を指したこともあったのに、また15度に逆戻り中。

でも、6.5ミリのカブリを新調したので、ウエットでも快適この上なし。久々に両面スキンに挑戦したので脱ぎ着で破れないかと心配だったのだけど、まぁこれが着やすく、脱ぎやすい!うれしい。

1年で400本以上潜ってしまうと、どうしても2年でボロボロになってしまうのだけど、安くはないものなので2年はもってほしいなぁ…と思う。

いや、今年はご時世的に潜る回数も減って2年持つんじゃないか?なんてネガティブに思ってしまうところだけど、もしかしたら日本中の人が冷房のない夏の避暑を求めて海に押し寄せて来て、今年いっぱい持たないくらい潜る事になるかもしれないぞ。と上を向く事にしよう。






透視度の悪い原因はこういう方々。

写真の物体の大きさは5ミリ前後。頑張って摘まんでみると柔らかいの。

植物系のプランクトンなのかなぁ?

ある意味宇宙的ではある。超目の前を見つめて進めば、ミレニアムファルコン号のワープ気分が味わえる。



ビーチポイントでヤリイカの卵を見ていたらナヌカザメさん爆睡中。

いやほんと、動かなかったっす。

ラメ色の瞳がすっごく綺麗だったんだけど、写真に撮っておけばよかったな。

とはいつも後から思う事…



ボートでは赤沢名物?のイイジマフクロウニ。

そして寄生するゼブラガニ。

大瀬崎あたりだとラッパウニに寄生するゼブラガニが良く見られるけど、赤沢にラッパウニは極めて少なく、いたとしてもゼブラガニは見た事がない。

赤沢のボートポイントは外洋に面した岩礁の斜面で、45度以上の急斜面が、40m、50mあたりまえ&それ以上100m?という、普通のダイバーには行くことができない水深まで続く。これがイイジマフクロウニの好きな環境なのかなと思うのだけど、どうも詳しい事が良く分からない。

とにかく、そこらじゅうにイイジマフクロウニがいて、かなりの確率でゼブラガニが寄生している。ラッパウニに寄生するゼブラガニより、ずっと大きいのが特徴。


ちなみに、イイジマフクロウニにの棘は毒があるので手で触らない様にご注意を!




僕の今日のヒットは、この絵柄。

ヤギ(山羊じゃないですよ、刺胞動物のヤギ類です)に絡みつくウツボ2匹。


なぜかこの、平面的なソフトコーラルであるヤギ類にウツボが絡んで休んでいる?シーンは良く見かけるのだけど。思いっきり同じ方向に2匹仲良く絡んでいる様子は、かなりレアなんじゃないかな?。少なくとも僕の記憶では、ない。


「こっ、これはっ!」と思ってお客様と写真を撮ったのだけど、まったく立体感のない写真になってしまった

ものすごいガッカリ。

ホントはもっと仲良さそうに寄り添ってたのに。


はぁ、こんなシュチュエーションは探したってないもんだよなぁ。

と思うとさらにガッカリだ。


まぁちゃんと見たしね。

心のシャッターってやつは切ったから、まいっか。


ということにしておこう。



潜ってれば、またそのうち会えるさ。
.









2 件のコメント:

  1. 陸も海もすっかり春ですね。
    5ミリウエット解禁が出たら…
    夏前には遊びに行けるかなぁ~?

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  2. 5ミリってワンピですよねー
    うーむ。2着重ね着したら暖ったかいすかねぇ(笑)
    別にウエット禁止しゃないですからねー

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