【赤沢：11/4】不思議？な海綿

晴れ
気温１５．４度
北北東の風２ｍ
水温２３度
透視度１２～２０ｍ

穏やかな海です。晴れた午後は思わずＴシャツになるくらい。いい秋です。水温は相変わらず２３度、ボートポイントの深い方でも２３度で冷たい層なしです。

いつも群れ群れ言っているので、今日は変わったもの紹介しましょう。

伊豆でダイビングしたことある方なら、岩にベージュとか薄いブルーグリーンで、表面にブツブツのあるスポンジ状の奴が生えているのを見た事があるかと思いますが、オオパンカイメンという奴です。

何も動きが無く、中にはなんの器官もなく、どこまでもスポンジにしか見えないのですが、動物です。

表面にあいた穴から海水と一緒に食物を取り込んでいるのです。

かと言って、かぶりついて穴を見つめても、海水が吸い込まれる様子はまず見られません。

オオパンカイメンはそこらじゅうに居るのですが、あまりにも動きが無いのでダイバーからは完全に無視されていまして、僕も気が向いた時、というか、「広ーく海に興味を持ってくれそうな方だなぁ」と思った時にしか紹介しない生物だったりします。

でも今日は、なんだかオーラを感じたのです（笑）

岩と岩の隙間をふさぐようなオオパンカイメン。（上下約１ｍ）
写ってないのですが、上も下も岩に付着しているように見えます。

真中に穴が開いてなければ、「反対側まで達して詰まったのかな」と思うのでしょうが、真ん中に穴があるので、ふと不思議に思ったんですよね。

「どう成長していくと、こう穴が開くのかなぁ・・・？」って。


左右と下から別の海面が成長してきて、触れ合ったところが癒着するとか？
いや、それとも、ある時偶然に穴があいて、現在修復しながら成長中のひとつのカイメン、とか？







宇宙船の通路の、回転して閉まるドアみたいに見えます。

穴の先は部屋みたいになっていまして、ちょうどイタチウオの尻尾が見えたので、「もしかして穴から顔を出したりしないかなぁ・・・」などと思ったのですが、そうはうまく行きませんでした。。。



こういう話すると、「変人だ」って言われるので、ブログにはなるべく普通のお話を書くようにしてたりするのですが。

基本的に変人です。

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