2015年4月24日金曜日

春のミスガイ祭り開催中(笑)



2015年4月24日 伊豆半島 赤沢
水温16度 透視度12m

やや白濁りが出たかのような透視度だったけど、表層5mほどまでの水温は16.5度と暖かくなった。水の色は青い感じで、日差しが差し込む浅瀬が綺麗だ。

そんな港内はミスガイ祭りだ。
ミスガイって、普通はあまり出会わない貝なのだと最近教えてもらった。赤沢では普通に港内にいる貝なので、珍しい生物だとはまったく思わなかったのだけど、どうもそんなことはないらしい。

 という珍しい貝は、今年は更にサービス増量発生中。
写真のようなコロニー状態が数か所で、もう数えられない位いるんだけど 100個体位じゃないかなぁ、ホントよ。
でもね、デンジャラズゾーンにいるので、気軽にいますよと言えない所が難点。タイミングを合わせずに行こうものなら、船長に、もうダイビングはしたくないと思うほどこっ酷く怒られるだろうなぁ。
なかなかうまくいかないもんだ。
今日は、南の強風で船は一切出なかったのでラッキー。ということでミスガイの群れ。デス。
(こんな大盛りじゃなくていいなら、デンジャラスじゃないところにもいますよ)

 


4月頭に産みつけられたと思われるヤリイカの卵は、だいぶ育ってもう半分くらいは孵化して旅立っていったようだ。
最初はツルッとしてたフサフサは、ブドウの様に膨らんでる。
一つ一つの膨らみが1匹のヤリイカで、小さな黒い点が並んでいる様に見えるのがヤリイカの目だ。
中では立派にヤリイカになってるね、連休明けくらいには全部孵化しそうかな。
そういえば、この横にるマツカサウオ7兄弟もまだ健在。7匹仲良くしてる。



さて、今日は久しぶりにタコ幼稚園ゾーンでチビタコちゃんと遭遇。
なんの気なしに見たら居たんだよなぁ。ほんとね、探すと大変なのよ。
「会おうと思ってないところが会える原因なんじゃないか説」が益々有力になる・・・
今回は、妙に足の長ーいタコちゃん。
マダコじゃぁないのかなぁ?マメダコとか? 小さいタコの種類って難しいね。



の横には見慣れない魚が。
これ、ニシキハゼの幼魚だねぇ。赤沢ではニシキハゼって見た事ないんだけど、浮遊生活から着底生活になったところがここだったんだろうかな? あんまり動き回る気配は無かったから、もうちょっと居てもらって、綺麗なニシキハゼになる様子を見せてほしいなぁ。

しかし、春らしく賑やかになってきたね。
下の黄色いのはウミウシの卵だろうね。黄色い大きな花に見えた。

2015年4月20日月曜日

魚のタイマン勝負


2015年4月20日 伊豆半島 赤沢
水温15.5度 透視度20m

 昨日の夜に天気予報とにらめっこしたところ、昼から南風が10m近く吹くのではないかと予想して、漁業の潜水は午前中勝負にした。
見事正解。
よく出来た天気予報だ。と、当たった時は感心する。

 でも、うっすらと南は吹いていたので、浅瀬はちょっと揺れたかな。といっても水深2mだったら、そりゃ揺れるか・・・

ここのところ、海は良い透視度が続いてる。
20mくらいは見えてるんじゃないかな?。水温は15度半ば、表層近くで16.1度というところもあった。まぁこの雨で、また変わっちゃうかもだけどね。

今日は、真っ赤な魚が目にとまった。
最初はね、ビニール片かと思ったんだよね。あんまりにも赤くて長かったから。でも違ってた、「あ、これ魚だ・・・」
もう一匹、鮮烈なオレンジの奴もいる。
ピン!ときたのでちょっと動画。





いやぁ、僕のキュー出しを待っていたかのように、見事に噛み付きあいましたよ。

最後は、噛み付きあったまま、もんどりうって転がって岩の隙間に吸い込まれちゃった(笑)
途中の様子ではオレンジ君劣勢に見えたんだけど、赤の勝ちでしょう?
というか、これは喧嘩でいいのかな?求愛?
この転がり方は、愛を求めてないよねぇ・・・

さてこの魚、誰だべ?(わかって撮ってない)
180度に開いたデッカイ口あけて喧嘩するのって、昔テレビで見たなぁ。とか思いつつ名前は思い出せない。
スタイルが特徴あるのでギンポとかその辺を調べるのだけど、小さい図鑑には数が載ってなくて、久々にドデカイ図鑑を引き出して怪しい所をページめくってみた。
トビイトギンポかなぁ? 大口開けて喧嘩するのはオオカズナギだったね、でもちょっと違うみたい。こんな真っ赤とかオレンジとか、ドンピシャリと来る画像資料も見当たらないしなぁ。
結局の所よくわかんないからトビイトギンポでいいや。

水深1mとか2mの浅瀬を好む魚ということで、普段お目にかからないのはそのせいかな?
ダイバーってどうしても深い方へ行っちゃうからね、超浅瀬を好む生物達とダイバーは、ちょっと縁遠いのかもしれない。
穏やかな時は、超浅瀬を散策するのも面白いかもね。意外な生物に出会えるかもかも



 

2015年4月17日金曜日

溶岩のトンネル

やっと初夏の様な日差しになったので、今日は城ヶ崎海岸の自然研究路を歩いてみた。
城ヶ崎海岸は、富戸の港から八幡港まで、ずっと海岸沿いを歩いて散策出来るようになってる。
富戸から伊豆海洋公園までは、ピクニカルコース。となっていて、階段がちゃんとしてたり、チップを敷き詰めた歩きやすい道だったり、名前の通り気軽に楽しめるピクニカルなコースだ。
あの有名な門脇灯台のつり橋も、ピクニカルコースにある。




伊豆海洋公園から八幡野の港までは、自然研究路。という。
こちらは、登山道的な道はゴツゴツしてるし、階段は階段らしきもの。だったりする。その分、木々は近く感じられるし、意外な出会いがあるような気分にさせてくれる。
自然研究路。という名前はピッタリだ。
森のトンネルを歩いたり、突然開けた視界に海が広がったりするのは、とても気持ちがいい。



どちらのコースも、今から4000年ほど前に、大室山が噴火したときに流れ出た溶岩流の先端を歩く。
4000年前というと縄文時代だ。太古の昔のように思うかもしれないけど、あのクフ王のピラミッドは、紀元前2500年頃に建てられたというから、すでに建築して500年たった時代。
人間の歴史なんて、地球の歴史からしてみれば一瞬なわけで、大室山の噴火なんてついさっき、くらいの出来事だろう。
城ヶ崎の海岸にたくさん突き出ている根岩は、土も覆われず、木々もないので、そんな「ついさっき流れました」感のある岩肌が露出する。



大室山周辺から流れ出た溶岩は、3億8000万トンだったそうだ。
いったいどれくらいの時間で3億8000万トンが地面の中から流れ出してきたのかはわからないけど、当時は浅い海だったとされる富戸から八幡野までを埋め尽くし、4キロほど先のここまで到達したのだろう。
4000年前の海は、今と同じ様な水面の高さだったので、この岩の先端で、真っ赤な溶岩がジューっと海に浸かっていたにちがいない。

大室山の溶岩が埋め尽くした面積は、22、27平方キロだそうで、お約束で何かに例えてみると、東京の品川区が近い面積だ。
江東区の埋め立ての面積と比べたら。と思ったんだけど、28平方キロもあって勝てなかった・・・



城ヶ崎海岸には、たくさんの突き出た「根」があるけど、岩肌の表情は根によってかなり違う。
ここは、海洋公園から20分ほど歩いたところの根。ネットリ感があって、なんかこう、「あぁ溶岩が流れたんだなぁ」と思わせてくれる。
もちろんネットリなんかしてない。想像以上にカッチコッチの硬い岩だ。とてもここで昼寝なんかできない・・・

試しに画像を真っ赤にしてみたら、火星の表面みたいじゃない?
火星映画のロケにはお勧めです。



ふと見ると、ゴツゴツ岩場から木が生え始めてる境目辺りの地面に穴があいている。
結構深いよ。
崩れそうもない岩肌と、思いのほか段々になっているところがプチ冒険心をかき立てるよね。
やっぱりね、降りてみちゃうね。


降りてみると、そこは向こうの海と繋がったトンネルになっているのだ。
溶岩の下の秘密の溶岩トンネルだ。
ヒンヤリとした空気で、小さいながらも迫力がある。

もしかしてこれ見て探して行ってみる人がいるかもしれないけど、まぁくれぐれもお気を付けください。
「降りるのは簡単だけど、登るのは10倍難しい!」
最後のところで、ピョン。と飛び降りちゃうのは簡単なんだけど、意外と意外に登るのがムズいっすよ、ホントに。ここの岩はゴツゴツしてなくてまん丸なので、手をかけるところが無いんだね。
反対側は見事な荒波で脱出不可能だし。帰る時に、「あれ?」ってなるから、要注意。



2015年1月7日水曜日

Happy new year 2015


 
新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
 
 

2014年12月22日月曜日

砂風呂の気配


 
2014年12月20日 伊豆半島 富戸
水温16~17度 透視度15~20m

土曜日はあいにくの雨模様だったけど波は穏やか、なんせ透視度はすばらしかった。
冬の海絶好調である。日本海や北海道では、大雪で大変らしいので、ここで日差しが欲しいとか言わず、潜れる事に喜びを感じよう。
 
ヨコバマの海をうろうろしながら色んな生物を見たのだけど、気になったのは砂の中の温度。
砂の中5センチに手を入れただけで、かなりの暖かさを感じるんだよね。
実は先日、ある方から砂中の出来ごとにについて問い合わせを頂いて、「なるほど砂の中の事柄も周りの生物に影響するんだなぁ」と思ってたので、あらためて砂の中に手を突っ込んでみた訳だ。
そしたらね、ビックリするくらい暖かい。

富戸のヨコバマの砂中は、夏でも暖かいなと感じてはいたんだけど、あらためて冬に感じてみるとホント暖かいのがわかる。
たかが数センチ、指が埋まるかどうかという深さで、はっきりとぬくもりを感じるのには驚いた。
 思わず穴を掘って埋まりたいなと思わせるほどの温度だ。きっと温めの砂風呂みたいで気持ちいだろう。
人間でさえすぐに感じるんだから、五感の鋭いであろう野生の生物達には激的に違いない。

そう思って辺りを見ると、ハタが海底にじっとしてたりする。
そういえばこの前はソラスズメダイが群れで海底にいたっけな。浮島でもそういうことがあった。
もしかしたら、海底が暖かいからとか、何かしら湧き出てるからって事があるのかもしれないね。
暖かい所はゴカイの糞塊が少ない様な気もするしなぁ…
さて、今度は温度計を持って潜って砂の温度でも計ってみようかな。
匂い嗅いでみたいけど、水中じゃ嗅げないってのが残念だな。

そいうえば赤沢の浅瀬の砂は氷水のように冷たいんだった。あれ何度だろう?
棒状温度計、忘れない様にしなきゃ。

こちらは10月19日 西伊豆浮島

2014年11月25日火曜日

魚の寝姿



2014年11月25日 伊豆半島 赤沢
水温19度 透視度10~15m

今日はナイトダイビングをしてみた。
赤沢では毎週土曜日がナイトダイビングできるのだけど、その他の曜日でも前もって予約すればナイト可能だ。予約したのは僕じゃぁないんだけど、タイミングがいいので便乗・・・
なんだかんだで夜の海の海に潜るのは久しぶりだな。
夜の海はいい。
本当はライトを全部消して、薄暗い海の中でじっとして、目が慣れてきたらもやーっと何かしらが見えてくる、というようなダイビングをしたいのだけど、今日はなんかしら映像を撮ろうかなと、カメラを持って暗闇を徘徊してみた

魚も睡眠する。
高度な脳を持った生物とは、「寝る=脳の休息」という感覚とは随分違うようだけど、魚も寝るらしい。
瞼というものもないので目はつぶらないから、寝ているのかどうかは一見してよくわからない。
どうも動きがにぶかったり、体の柄が昼間とは違っていたりという点で、寝ているを判断するくらいかな。中には砂の中に潜って寝たり、自分で寝袋を作ってその中で寝るという魚もいる。
 もちろん、夜になって行動する魚もいる。昼間は砂から顔だけを出して潜っているアナゴの仲間は、夜になると普通に泳いでいる。ウツボは寝ている雰囲気はないなぁ。特に昼間と変わった感じはしない。。。

動画の魚は、「アオサハギ」。大人でも10センチ程度の魚だけど、このアオサハギの体長は1センチにも満たないような子供だ。
 目はキラキラとしていて、起きているように見えるかもしれないけど、これが寝ている姿。
寝てる間にどっかに流されちゃわないように、口で海藻をくわえて場所をキープしているんだ。なんかさ、あまりのけな気さにノックアウト。。。
 今日は少しウネリの影響を受けていて揺れていたんだけど、その分、耐え忍ぶようなアオサハギの寝姿がみられたので良かった。今日のナイトはこのアオサハギちゃんで十分楽しめたな。

それにしても、ホントに寝てるのかな?と思わせる。
目も動いているしね。ヒレもパタパタしてる。
人間と魚とは「寝る」と言う感覚が随分と違うのかもしれないね

幸福の十字架ヒトデ



2014年11月24日 伊豆半島 八幡野
水温19度 透視度15m

青森の海から帰って来て、10日ぶりの伊豆の海だ。
この海は、暖かくて生物に満ち溢れてる。素晴らしい海だなぁ。とあらためて思う。
そして、海の近くにタンクが出ていて、更衣室やシャワーやお風呂があったりして。ダイバーにとってはこれ以上ないくらいの天国だ。
ほんと、しみじみ思う。ありがとうございます。

八幡野の海は透視度15mはあって素晴らしく綺麗だった。
青森は透視度30m、半減しているとはいえ、伊豆の海は目の前をあらゆる生物が通り過ぎてゆくので、半減は気にならない。
今日は晴れていたのでウエットでも快適だった。青森じゃもう雪が舞っていたからね、水温15度だからウエットでも潜れるけど、さすがに陸は厳しいね。
伊豆はほんと素晴らしい。
感謝して潜ります・・・


写真は、幸福の4本腕アカヒトデ。
ヒトデは5本の腕が基本だけど、それほど5本に縛られている様ではないらしい。青森で見たタコヒトデなんかは20本以上の腕があるので、枝分かれしているように見えずに、ただの丸い板のように見える位の腕密集率だ。


ヒトデは自己再生能力が高い。腕が切れても再生することができる。
自分で体を真っ二つに裂いて、両方とも再生して2個体に増える。という奴もいる。下の写真のチャイロホウキボシは、1本の腕だけが切り離され、本体と腕4本が再生するという荒技をやってのける。
腕が1本岩の上にあると、なんだか小指が転がっている様でちと怖い(笑)
そんなことをしているうちに、腕の数が増えたり減ったり、という現象はよくあるようだ。
写真のチャイロホウキボシも6本だしね。

本体再生中、ちなみに腕6本

分裂した腕1本。


アカヒトデは5本腕である確率がかなり高い、キッチリした種類だと思う。
それでも、生まれながらにして4本だったり、6本だったりという変異はあるらしい。
4本腕のアカヒトデは、たまぁーーーーに見ることができる。
100個体に1個体くらいだろうか?もっと低いかな? 伊豆ではどこにでもいるオレンジ色の目立つヒトデなのでね、一個づつ見て行けば簡単に見つかる様に思うのだけど、これがまた探すとまったくいない。
逆に、んなこと全く気にせず何気に見ると4本腕のアカヒトデだったりする。
何気に見つかると、結構うれしい。

見事に十字になっているので、本当に十字架のようだ。
勝手に通称「十字架ヒトデ」
見つけると、神のご加護を受けられるに違いない。ということで「幸福の十字架ヒトデ」。なのだ。
どうぞ探して見て下さいw




ちなみに、6本腕のアカヒトデというのは、僕は見た事無いっす。