2010年7月16日金曜日

【赤沢:7/16】夏の匂い




赤沢
晴れ
気温28.8度
西南西の風4m
水温20~22度
透視度8~15m



朝6時過ぎに外に出ると、空気の感じというか、匂いというか
はっきりと違うと感じました。
久々に感じるこの感覚・・・






「あぁ、これは・・・夏だ。夏の匂いがする!





とうとう来た感じです。







もの凄い茂りようだった浅瀬のモクが枯れ始めました。

葉もなくなり、水面へと立ち上がることなく倒れこんでいました。

冬、春の海藻の終わりです。季節は確実に進んでいます。



ふと見上げるとカタクチイワシの群れ。

数は少なくてもグッと寄った群れが接近すると迫力がありますねぇ



紅、茶、緑の海藻の中でひときわ目立つのが「アヤニシキ」

成長過程で微妙に色合いが変わりますが、この紫色は海底で映えています。

小さい葉の時は普通なんですが、成長すると裂け目が出てきて、こんな見事な網目になるんです。
これが自然の海藻の葉なんですよ、ちょこっと破れてるけど・・・見事でしょ!


海藻は種子植物ではないので花は咲きません。

シダ植物みたいに胞子で子孫を増やします

アヤニシキの場合、網目の葉にある丸いポツポツが胞子嚢でここから胞子が飛び出します。

ちなみに海藻には根はありません。

ただ生えてるように見えている海藻たちですが、結構複雑怪奇な生活をしてたりするのです。

減数分裂とかなんとかあったりして

理系は苦手な分野なんですよねぇ・・・

2010年7月13日火曜日

【赤沢:7/13】海は複製のシーズン

赤沢
曇り時々晴れ、雨
気温29.3度
西南西の風4m
水温20~21度
透視度8~12m

割と細かい南のウネリがあり、超浅瀬はやや揺れる感じでした。

透視度8~12程ですが、浅場でも水色はとても良いので深い方へ行くとかなり綺麗だと、思います。今日は深い所へ行ってませんので想像ですが。
先週あたりより水色の良くなった分、水温の上昇は足止め状態といった感ありで表層21度。
陸上があまりにも蒸し暑いので、水温が上がらなくても気持ちよさは上がってきましたね。

それにしても今日の天気はなんて書いていいのかわかりません。
早朝は大雨、やんだかと思ったらザーっと雨、そして晴れ、と思ったら雨、また晴れ(くりかえし)
15時を過ぎたら晴れで気温は真夏日寸前。湿度満タンです。

こんな日の正式な天気の表現ではなんというのでしょう、知りたいです。



さて、今日気になったのはこれ


ほんの3センチほどのものなんですが、結構ドキッとするんですよね。「あっ、指が落ちてる!?」みたいな・・・
小指みたいでしょ。

色だって人の肌をしている訳ではないですし、ヒトデの腕だとわかっているんですけど、それでもなんだか異彩を放っているのです。




これは「チャマダラホウキボシ」の腕。だけ(切り口側から)。

チャマダラホウキボシというヒトデは腕の一本が“自分で”本体から切り離れ、その一本の切り口からメキメキと本体が生えてきて、やがて立派な本体に再生するというSF映画のエイリアンのようなヒトデです。




こちら完品のチャマダラホウキボシ。


ヒトデの仲間では自分で自分を切り裂いて、それぞれが再生して完品になるという分裂技をもった奴はいます。
良く見られるのはヤツデヒトデで、こちらは真中から真っ二つに分かれて半分が再生してきます。
妙に半分だけ小さい足のヤツデヒトデは分裂した後再生中のもの。ダイビング中の浅瀬の岩礁で結構見る事かできます。


ヒトデはどんな種類でも分裂して再生するのかと言うとそうでもなく、「盤」という真中の体の部分が残っていないと再生は難しく、さらには「肛門」や「多孔板」など、一つしかない大事な器官がないと再生できない場合が多いのだそうです。

ヤツデヒトデの場合は盤の真中から真っ二つになるので盤がそれぞれに残っている上に、肛門や多孔板も複数あって、最初から分裂して2つになろうという目論見な構造になっているから分裂したそれぞれが再生するのですね。


「腕がちぎれたら腕が再生する、というのは簡単だけど、その逆は難しい」というのが普通のヒトデ。再生が得意な棘皮動物でも全部が完璧という訳ではないのです。



しかーし

このチャマダラホウキボシは別なんですね
本体から自切した、盤も肛門も多孔板もない腕だけでも立派に生きてます。



ちゃんと管足も動いて歩いてるんですよ。

この後、肛門も多孔板も盤ごと再生し、他の腕も生えて“完品”に戻るのです。
自分の腕がもげて自分になって、さらにその腕も自分になって、“自分”がいっぱいです。誰がコピーかオリジナルかの問題になっちゃいますね
そういう映画見たなぁ。
ルパンのマモーかな?


この特異なヒトデは世界で6種類だけ。
世界にヒトデ多しといえども、腕一本から再生するのはごくごく一部なんです!
こんな貴重な生物に伊豆の海で会えるんですよ、これは凄いでしょう?


でもこの分裂再生のお話を海の中で説明するの大変ですねぇ
水中お絵かき先生は、いつも割と長文なのではありますが、これは長くなります・・・
海の中で話せるようにもしておこうかなぁと思いつつ、、、どうなんでしょうね。

ヤツデヒトデもチャマダラホウキボシも、水温が上がるこれからが分裂シーズンです。
ヤツデヒトデは半分づつが反対方向へと歩き出すようにして切れてゆくのだそうで、チャマダラホウキボシは“腕”自身が本体から切り離れようとして、外へ外へと向かって引っ張って歩くらしいです
出会ったことないですねぇ・・・ あー分裂してる最中が見たいっ!!





(割と棘皮好きです・・・)

2010年7月12日月曜日

【富戸/7/11】穏やか続き

富戸
曇り
気温27.1度
西南西の風3m
水温20~21度
透視度8~15m


ここのところ南の風ばかりで、べったり穏やかな海が続いている富戸です。
「最近穏やかで浅瀬が濁ってねぇ」なんて話を聞いて潜ったのですが、あら、予想に反して見えますよ。です。
エントリーして砂地の広がりが見えてますから、申し分ありません。
 そのかわりに水温は20度を指してまして、うちの予備カメラはやっぱりというか当然曇ってました。
温度差センサーだなこりゃ・・・



真っ赤なイソバナに棲んでいるツグチガイ。
点々模様は貝自身が出している外套膜の模様です。中の貝は綺麗な薄オレンジ色をしてます。
イソバナは岩から木のように生えてますが立派な動物。
真っ赤なボディーに黄色いのがポリプで、浮遊するプランクトンを食べています。

写真は「これこれ」なんて貝を指さしたりしたので、気配を察してポリプが引っこんでますが、赤と黄色のコントラストは本当に綺麗ですね。


浅瀬をキビナゴの大群が泳ぎまくってました。
後から後から、ずーっと通り過ぎていったので、数としては相当なものがありますね。
写真ではちょこっとですが、周りは全部キビナゴです。
 これを狙って大物が突っ込んで来ないかと目を凝らしていたのですが、ちょっとで会えませんでした。
キビナゴも周辺に敵がいないのをわかっていて、なんとなくバラっと泳いでるんじゃないですかね。
ダイバーの体はブリなんかよりずっとでっかいのに、キビナゴに敵とみなされるような存在ではないみたいです。

2010年7月9日金曜日

夏の花火大会一覧です!

何も考えずに海の中を泳いでいて、ふと目の端に引っかかるものというのはあるもので、見事に擬態したカエルアンコウでも、海藻の中のハナタツでも、砂地から出た小さな目でも、引っかかる時は引っかかるものです。
何も考えてないから引っかかるんだと言う話もありますが・・・

先日の引っかかりは「タコ」。の「目」

タコと言えば周りの風景に溶け込むように体の色や皮膚の質感さえも変化させる、忍者ナンバー1のようなイメージですが。この金色の目は目立ってますねぇ。
まるで岩に目が付いたようで、ちょっと異様な雰囲気があります。
写真を撮ろうと思って近づくのですが、なんだかあんまり近づいてはいけない様な雰囲気さえ醸し出してます。
動くわけでもなく、金の目だけがギョロっと。
ちょっと突っついてみようかしら、なんて考えも失せてしまいました。

しかしタコの目ってこんなに綺麗だったかしら?と悩んでしまいます
たくさんタコと会っているはずなのに、何にも見ちゃいませんでしたね・・・

で今度は「タコいないかなぁ・・・」なんて考えて潜ってると、タコもなーんにも引っかからなかったりするんですよねぇ



さて、お天気はまたもや梅雨模様になっておりますが、夏らしいお知らせ。


2010年、伊豆高原周辺での花火大会開催情報です。
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7月 30日(金)伊東温泉夢花火1
   31日(土)伊東温泉夢花火2
8月 1日(日)宇佐美灯篭流し
   8日(日)松川灯篭の流し花火
    9日(月)伊東 太鼓の響き花火
   10日(火)按針祭 海の花火
   14日(土)八幡野 やんもの花火
   15日(日)川奈 いるか浜花火
   22日(日)伊東温泉箸祭り花火
   25日(水)伊東温泉ラストサマー花火
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薄い青で書いてある日程は予告前からもう満員になってしまいました。

お泊りでいらっしゃったらゆっくり花火を満喫できると思いますよ
夕方いらしゃって花火見て、次の日潜るというのもアリです。

人気の「やんもの花火大会」のある8月14日は、なぜかまだまだ空いてます(笑)
音楽と花火の競演、今年はどう進化するのでしょうね?
激混み必至のやんも・・・ですが、今年も場所取り頑張ります!

2010年7月7日水曜日

【赤沢:7/7】ゴルフボールの未来


赤沢
晴れのち曇りのち雨
気温25.6度
西の風1m
水温22度(表層)
透視度3~8m(表層)


今日の早朝は南からのウネリがあり、浅瀬はちょっと揺れてました。
昼過ぎになって潮が満ちてくると港内の浅瀬も落ち着いてきましたが、やっぱり透視度的には今一歩でした。

今日、気になったのはこれ。





ふと見ると、海に沈んだゴルフボール。
黄色くなっているので、沈んでから暫く月日が経っているのかと思います。
海底を波に揺られてフラフラしているうちに、うまく岩の隙間に挟まって、そのうちにカイメンやサビ亜科が付着してきて、岩に飲み込まれるように固定してきたのでしょう。
 どれくらいで全部をカイメンが覆うのかわかりませんが、全部隠れてしまったら、元がゴルフボールだなんてだれも気づかず自然の一部になってしまうのですね。

2010年7月5日月曜日

【赤沢:7/4】顎のマリモが光るのかぁ?


赤沢
晴れのち曇り
気温28.4度
無風
水温22度(表層)20度(水深10m)
透視度5m~8m(表層)8~12m(水深10m付近)


南東からのまったりした微妙なウネリはあるものの、浅瀬の砂も舞わず穏やかです。
表層の水温は22度と21度が混ざっているようです。少し沖には23度という潮があるらしいので、さっと23度になってもおかしくはないですね。
 透視度は水温の高い所では少々濁り気味、5mとちょっとといった感じです。でも、水深10mほどまで行くと少し冷たくなって透視度は良くなっています。
 
今日はあまり深い所まで行っていませんので、その先は不明ですが、ボートポイントではワラサ(小さいブリ)の群れがすっと旋回していたとか・・・
赤沢のボートポイントは群れが見どころのうちなのですが、どうも今年は群れが少ないなぁ、と思ってたんです。
ムツやクロホシイシモチの小ぶりな群れどまりでした。イサキなんて小型の群れも見ない位。

「ドーンと一発群れ来ないかなぁ」と思っていたのですが、水温が上がってきて、そろそろ群れシーズンになるような予感もします。


今日は写真を撮っていないので、ちょっと前の奴を。


マツカサウオ。

体長3cm程度のまだ子供ですね。このままアクセサリーになるくらい金色が本当に綺麗な魚です。
このくらいの大きさのマツカサウオは、お気に入りの岩陰があると暫くの間居続けます。ひと月以上いることも珍しくありません。

カメラを近づけても岩陰からは出ようとはせず、スルっとかわして元の場所に。

背ビレと腹ビレは太いトゲになっていて、食べられてしまった時に相手の口の中で立てて飲み込まれない様にするそうなのですが、よほどそのトゲに自信があるのでしょうね。
 「はいはい、食えるもんなら食ってみなさいよ」といった具合なのでしょうか…

逃げないのを良い事に、カメラだけをグッと近づけて下から撮ってみた写真。






「おおっ結構アップで撮れるじゃん!」などと喜んでいたら、ふと怪しい突起が目にはい入りました。

なんかマリモみたいなフサフサが2つ。

もしかしてこれがマツカサウオの発光器なのかしら?と思ったわけです。

調べてみると・・・

「マツカサウオは下顎の先端に1対の発光器を持つ」とあります。

下顎ですねぇ、先端ですねぇ、1対ですよ。


さらに。

「共生しているバクテリアによって発光する」とのこと。

このマリモみたいなフサフサ感はバクテリア、棲んでそうじゃないですか。

*すっごいわかりずらいですが、右から左に「シュッ」っとなっている黒いところが口です。下顎、薄いです。

ネットや図鑑でマツカサウオの発光器について調べたのですが「これがマツカサウオの発光器です!」と写真や図で示してある文献にはまだ辿りついていません。

なんでかなぁ・・・?

もう調べるのは面倒になりました。これは実際に光っているところを確認したらいいわけですね。確実です。

実は先日の土曜日のナイトダイビングで見てはみたのです、でもまさかこんな顎の下だなんて思ってなく、目の下くらいなんじゃないかと思ってたもんで。

「光ってないねぇ」とすぐに諦めてしまったんです。

今度はもっとぐぐっと顔を低くして、見上げるように見てみなきゃ!

また土曜日のナイトダイビングで再チャレンジするか

うーん、昼間でも見る方法はあるかもなぁ・・・

ちょっとアイデア浮かびました

さて、実験はいつにしましょう。

ゲストの皆さんが「やってみたい」とおっしゃるようでしたら、やります(笑)

2010年7月1日木曜日

【赤沢:7/1】天使と悪魔は似た模様

赤沢
晴れ時々曇り
気温28.7度
南南東の風3m
水温21度
透視度5~12m



穏やかな海が続いています。

水温は21度になりました。これで18度あたりまで下がってしまった水温はもとに戻り、ほぼ例年並みという奴になりました。
透視度的には温度が上がった分ぼんやりしている様な気もしますが、時間と場所によって違いがあるのでなんとも言えないような海の中でした。



最近ホントにこの子を見かけます。

黄色地に黒い点々が可愛いハコフグの幼魚。

岩陰でピコピコピコと泳いでいる様子は可愛いですよねぇ

今年はなんだかよく見かけるんです、岩陰を覗くと「あ、いた」、「あ、ここにもいた」

毎回きまった岩陰を覗きこんでいる訳でもないので、データとしては何の立証もないのが悩ましいところ。せっかく毎日のように同じ海に潜っているので、同じところのデータを取っていきたいなと思う今日この頃です。



この柄、ハコフグの幼魚と逆で黒ベースで黄色の点々。

ちょっとおしゃれだと思いません?


前の方はこんな感じになっております、ワカウツボさんです。

よく見るとつぶらな瞳で可愛いですよ。