2010年12月3日金曜日

【赤沢:12/2】ある魚の死。


曇り
気温16.5度
北北東の風5m
水温20.7度
透視度12~15m


抜群の透視度伝説が少し崩れ始めたのか・・・
暖か水温マジックは解けつつあるのか・・・

いや、今日(3日)はまた南西の風がぶっ飛んで吹いてますので、また明日はどうなるかわかりません。



ホウセキキントキの若いのが10個体前後群れています。
夏に港内に6、7センチの子供の群れがいましたので、それと比べればだいぶ大人の15~20センチくらい。
ホウセキキントキと言えば、全身深紅!というイメージなのですが、深紅から写真の白っぽい状態までかなり変化させられるとの事なので、もしかしたらこの子達も深紅になれるのかもしれないですね。
そういうタイミングで出会いたいですねぇ。



しかしこの目。フラッシュを炊くとみんなターミネーターみたいになっちゃうんですよね。
8匹写ってますが、全部ターミネーターです。。。

向こうを向いてる奴の目まで赤く光ってるんですから、ほぼ真後ろも視界には入ってるってことなんじゃないですかねぇ。

見られてますね。








妙に絡んでいる2匹のウミタナゴを撮ろうと思ったのです。
最初は、求愛なのかと思ったので、息を殺して少しずつ近づいたのですが、どうも1匹の様子がおかしくなってきたんです。

だんだんとバランスを崩し、最後は舞うように、力尽きて落ちてきました。

僕のデジカメは撮影中はズームできないので、2回カットしてありますが、最初のカットから海底に落ちるまではリアルな時間で編集なしです。

産卵や孵化など、生命誕生のシーンには頻繁に出会う海の中ですが、死んでゆくシーンに遭遇する事は少ないですね。
特に、「誰かに食べられてしまう」というのではなく、力尽きて死んでゆくという場面にはなかなか出合えません。とても貴重な瞬間でした。

映像には、もう一匹のウミタナゴが映っていて、死んでゆくウミタナゴの周りを泳いでいるところが印象的です。
求愛の相手だったのか、ライバルだったのかわかりませんが、あきらかに気にしてまわっていますね。

人間の勝手ですが、切ないシーンに見えます。


ウミタナゴが何故死んでしまったのかは、わかりません。
持って帰って調べようかとも思い、最後に痙攣しているウミタナゴを手にとってみましたが、そのまま海底に戻しておきました。
きっとまた、誰かの命になってるでしょう。

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2 件のコメント:

  1. 魚って海の中で自由に泳いだり浮いたりしてるような気がしてたんですが、その場に留まるだけでも、エネルギー使って色々調節してるんですね…。
    うーん、私たちは土に眠るって感じですが、魚の死は、静かに海の底に眠りにつくって感じなのですね。

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  2. ちょっと後に戻ってみたんだけど、もう魚はなかったんだよね。誰か食べたのかな?。もう少し見ておけば良かった。。。と、いつも後から反省するばっかりだ・・・

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