晴れのち曇り
気温14.1度
東南東の風1m
水温21~22度
透視度15~25m
ちょっと水温が下がってきたかなと思いますが、それでも20度以上あります。
ちょっと白っぽい水になってきたかなと思いますが、それでも20m以上見えます。
不満は一切ございません。
海なんて海水でつながってるんだから、ちょっとの違いでそんなに変わらないだろうと思いがちですが、これが思ったよりも狭い範囲で変化があるんですね。
50m、いや30mも違えば別の場所のような環境になります。
岩質の違いや、起伏、波の当たり方、潮の流れ、日の差し込み方、沢からの水の流れなどから始まり、そこの生える海藻や棲みつく生物、それを食べる生物、またそれを・・・。と微妙な変化が連鎖して大きな変化になります。
「そんなの何処にでもいるよ」なんて生物はいません。
何かが居たり、居なかったりっていうのは、何かしらの理由の鎖があるはずで、はて、なんでなんだろう?」と思うと面白いんですよね。
推理小説みたいなもんでしょうか?
答えは出ないんですけどね、聞いても答えてくれないですから。
「チャマダラホウキボシ」は赤沢の平島側の平坦な岩礁。水深3mから6mほどでよく見かけます。港のある小浦側では同じ条件でも、ほとんど見られません。
この方、ヒトデなんですけど「○×ヒトデ」という名前じゃなくて「ホウキボシ」という名前になってます。
もちろんヒトデで、ホウキボシなんてカテゴリーはないのですが、なんでホウキボシかと言うと、これ。
流れ星が尾を引いているように、見えません?
このヒトデは、一本の腕が本体から離れて、そこから4本の腕が出て、また完全体のヒトデになる事ができるという特技の持ち主なんです。
棘皮動物が再生が得意だとは言え、なかなか他のヒトデには出来ない技なんですね。
ほうきぼしというよりは、ニャロメの手みたいでカワイイ感じです。
よく見かけるとは言え、このくらいの再生具合のチャマダラホウキボシを見たかったんですよ。
うれし。
あ、願い事するの忘れた・・・
ヒトデは感じで海星とも書くのですが、このチャマダラホウキボシの再生具合を見て「流れ星の様だ」と思うなんて洒落てますよね。
この和名、誰が命名したんだろ、知りたいなぁ。
これは何でしょう?
赤っぽい付着物が付いているところは分かりにくいですが、立派なツノの生えたサザエです。
付着物の付いていない、綺麗に殻の露出した部分のツノ。ちょっと曲がって見えません?
極々たまーに見かけるんですが、なんでかなーって思ってたんです。
このサザエの場合、口に近い部分だけ、サビや海藻が生えていなくて綺麗な表面になっていて、年輪の様に見える成長線がよく見えます。
角の前(写真で右側)が線の間隔が広く見えるので、「成長してツノの生える部分になったんだけど、早すぎちゃって、ツノが伸びきる前に進んで行くもんだから斜めになっちゃったよ」てことじゃないんですかね?
成長線が詰まり始めてきたところでは、ツノはまっすぐに立ち始めてますし。
この成長線。一日で一筋という話も聞きますので、そうだとすると、今年の夏あたりに成長が早かったんじゃないでしょうか?
水温も程良く高かったですしね。まわりのサザエにツノが剃った個体が多いってわけでもないですし、このサザエのまわりには、美味しい海藻が多かったラッキーな奴なのかもしれません。
もちろん、今のところ妄想ですけど。
妄想楽しいです。
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チャマダラホウキボシ、ぜひ海の中でお会いしたいです~。
返信削除なんで1本の腕だけ、びゅーんとのびるんですかね~。どうやって腕の成長を制御してるのか非常に気になりますー。
サザエさんもホウキボシ氏もくっついてる岩によく擬態してますねぇ。すごいなー。
妄想万歳です!!