台風はかなり遠くへ去って行きましたが、東からのウネリがあり、東向きの海岸はまだ波が高い状況です。
富戸は脇の浜はクローズ。ヨコバマは潜水注意でオープンとなっていましたが、北風に乗ってまたもや流木が着岸していました。
恐らくは台風11号の時に神奈川の川から流れてきて、川奈の港を覆い尽くした流木の一派でしょう。
富戸でも、つい10日ほど前に重機を使った撤去作業をしていたばかりなのに、ヨコバマはその時よりも木が多く、かなり大きいように見えます。
ログハウス、作れそうです。。。
漂うゴミが港内に入って来ないように、港の出入り口には海面フェンスが張られていましたが、それでもゴミは入ってきてしまうようで、港の奥の方には枯れ草や砕けた木の様な軽いゴミがたまっていました。
南向きの赤沢は流木は見えません。今日はウネリもだいぶ落ち着いています。
昨日の午後は堤防を越える超ウネリが押し寄せ、港内水面ロープは耐えきれずに切れてしまったとのことで、ちょいと補修をしてきました。
水温はかなり温かく、25~26度ほど。水は思ったより綺麗で青い感じです。まだ舞った感じのある水中で6、7mは見えていましたので素質は十分です。
このまま波が落ち着けば、明日明後日には、もとのいい海になるんじゃないかと思います。
写真は堤防の先端部分です。
普段ですと、堤防のブロックからすぐ砂地になるのですが、ブロックの先に大きな岩がごろごろと顔を出しています。
これは波で動いてきた岩と言うのではなく、もともと砂の中に埋まっていた岩なんですね。大波で砂がなくなり、埋まっていた岩が顔を出したと言うわけです。
周辺も知らない岩やロープがごろごろと現れて風景は一変。赤沢に慣れているガイドほど、自分の頭の中の地図と見た目が食い違ってしまい、現在地がよく分からなくなるくらいです。
大きな岩の周辺ほど砂が掘れてしまうのですが、30cmから1mほどの暑さで砂がなくなっています。
堤防を回った離れ岩(オサム岩)。
ここもすり鉢状に砂が掘りかえり、1m以上岩の下部が見えています。
この岩はずっと下の方までつながった、もっと岩盤的な岩なのかと思ったら意外と下に続かず、乗っかったようになっています。
こうして見ると、赤沢の砂は永遠に深く砂という訳ではなくて以外と薄いのかもしれません。
色々いた生物もほとんど様変わりしてリセット状態になってしまいましたし、下見がてら岩散策でもしようかなと思います。
数年に一度の大波後にしかお目にかかれない砂中の岩。
普段は砂に埋まって、海藻などの付着物がないわけですし、波にもまれて削れることも少ないでしょうから、そう、400年前の「江戸城築城石」なんてあったら楔の跡や大名印などは確認しやすいと思うんですよねぇ・・・
陸上の海岸にはゴロゴロと沢山ありますから、水中にもあっても不思議はないでしょう。
ただ、海藻や付着生物で確認しにくいだけなんだと思うのです。
あ、書いてて本気になってきた(笑)
でもこの無くなった砂、10日ほどすると自然に戻って普段通りになるんです。
いったい何処へ行ってしまって、何処から戻って来るのか、不思議なものです。
砂が元に戻らないうちに岩探検。急がなきゃ!
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