6月12日朝。玄関のツバメの雛が飛び立った。
5月3日に最初の卵が産まれているのを確認してから40日ほど。
全部で5つの卵が産まれたのだけど、2つは別の雄に落とされてしまい、1つは孵化することなく死んでしまい2羽だけになってしまった兄弟ツバメだ。
その分、親から餌を貰う量が多かったのだろうか、少し成長が早かった様な気がする
前の日に、あまりにも成長して巣からはみ出していた雛の様子を見て、もう飛ぶんじゃないかと思ってたんだ。
次の日の朝、一羽いないのに気付いて、「あ、飛び立ったよ!」って言って、すぐに巣を見たら残りの一羽もいなかった。
飛び立ってくれて凄くうれしいけど、かなり寂しい…
そうしたらなんと、夕方になってツバメが2羽、巣の前にとまってるの。
この幼さ、そして2羽が寄り添うようにしている所を見ると、今日巣立った子ツバメで間違いないだろうな。
親なのだろうか?大人のツバメが止まり木にやってきたら、餌をねだるように口を開いてた。
やっぱり子ツバメなんだね。
赤沢
曇り
気温23.3度
北東の風2m
水温19~20度(表層)18度(水深12m以深)
透視度7~12m(表層)15m~(水深12m以深)
前日はかなりウネリがあったので、荒れた分の砂と、大雨で流れた沢の泥っぽい様な濁りが入ってる。
見えないと言うほどの濁りではないのだけど、曇りで日が射してないので、イメージはやや暗いなぁ。
すこし冷たかったけど、水深12mほどからは荒れと雨に影響のない綺麗な水だった。表層がやや濁った分、スッキリ感があって気持ちいい。
ここのところ、淡水での魚類調査で山に通う日々が続いてる。淡水で、それも人工の湖だから、水の中はかなり殺風景だ。
切り崩した山の斜面と、伐採された木の切り株。道路やガードレールさえもそのまま残っている世界。もの寂しい人工の湖の風景に慣れると、伊豆の海がもの凄く賑やかで華やかに見える。
伊豆の海じゃぁ、この一枚の写真の中にでさえ何種類もの海藻が生えている。泳ぐ魚はもちろん、海藻に付いている小さな生物や、海藻の根元、岩の隙間にいる貝やらゴカイやら全てをチマチマと数えたら、全部で百種類ではすまないだろう。
ほんと、ここは凄いよ、生物にあふれてる。
あらためて驚いた。
赤沢では全てのワカメで葉が枯れてなくなり、ボロボロのメカブがかろうじて残っているだけになった。
これで、春が終わって夏が来る。
浅瀬では沢山のアメフラシが交接をして卵を産んでる。
「アメフラシ」の語源は“雨がよく降る時期に多いから”と聞いた事がある。
浅瀬で産卵をして、人の目によく触れる時期が丁度梅雨なので「雨降らし」というのだそうだ。だとすればちょうど季節通りだ。
最近では力尽きたアメフラシもよく見かけるようになったけど、まだ活発に産卵しているから、しばらく梅雨は続くんじゃないかな?
写真のアメフラシのタマゴは綺麗な紫色をしていた。
普通は黄色やオレンジ色なんだけど、紫ってものあるんだね。
なんで紫色なのかは不明、場所的なものもあるみたい。少しずつ調べようかな。
鮮烈な赤が波に揺られてとても綺麗。
海の宝石とも言われるウミウシの中でも、お世辞にも綺麗とは言い難いメリベウミウシだけど、卵は可憐だ。ウミウシのタマゴは形や色が様々で、それだけでも写真集ができそうなくらいだ。
ちなみに右上に写っている茶色と青のマダラがメリベウミウシ本体。
左下が頭で、右上尾鰭。
いやいや、見事な岩具合だ。
産卵を控えた♀なんだと思う。
はち切れそうなお腹を、失礼して後ろから撮ってみた。
あまりにもお腹パンパンなので、産卵行動をするんじゃないかと思って、このあとビデオを持って同じ場所に行ってみた。
もしかして雄が来ていて、仲良く寄り添ってたりするかなぁ。などと妄想をふくらますも、見事にハズレ…
オニカサゴ妊婦さん自体いなかったんだねぇ。。。
さて、じゃぁ何を撮ろうかな?とあたりをうかがいながら海中を彷徨っていると、ふと目に留まる岩陰。
こ、これは。
天狗?
大きな鼻。頭に乗せたあの被り物。キリッとした目。
頬紅までしてあって、よく見るとうっすらと髭が生えてもいる。
これは天狗様の顔でしょ!
と、いっても正体は、「ホヤ」。
ベニボヤというホヤの仲間で、このときのサイズは3センチほど。
岩肌にたくさんいるんだけど、天狗の顔をしているのはなかなかないんだなぁ・・・(笑)
正面顔は今一歩、でしょ。
想像力をフル活用して捜してみてね。
ベニボヤのほんのり赤い体にある、青いスジや点々は、蛍光に光ってとても綺麗ですよ。
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