7月3日
赤沢
晴れ
気温30.1度
南東の風3m
水温20~22度
透視度7~13m
午後少し南東の風が強めに吹いたけど、体感温度を下げる程度に気持ち良く、水の中は穏やかだ。
港内の浅瀬では水温22度を指して、海の中の生物はなんだか忙しそうなくらい、色々と右往左往している感じだ。
なかなか産卵しなかったアオリイカの産卵床に、真新しい卵が産みつけられてた。
ほっと一安心、今年の産卵床がアオリイカに嫌われた訳じゃなかったみたいだ。産んでいるシーンを見られる様になるのも、もうすぐだろう。
港内のウスユキミノガイは大きくて赤みが強く、とても立派で見応えがあった。
写真だと昇る太陽の様に見えるけど、このままの状態でジェット噴射で泳ぐ貝なので見応えがある。
岩の下に産卵するシーズンだ。近づくとサッと岩の下に逃げ込む様な動きがある場合は、その岩の下に卵がある確率が高い。
なんだか今年はカエルアンコウのフィーバー年のようで、やたらとカエルアンコウを目にする。
僕が紹介しなくても普通にゲストが見つけるくらいなので、もはや普通種に近くなってる。ダイバーには根強い人気のカエルアンコウだけど、あまり増えすぎると株価が下がってしまうなぁ…
前回のブログでか「ベニシボリの卵かと思って探ったらカスミミノウミウシだった」。というのを書いたので、そういった砂×ウミウシ系のリクエストを頂いた。
ところが、今日当たったのは本命のベニシボリ。リクエスト通りにはなかなかいかないものだね。
おそらくペアであろう大小2匹のベニシボリはかなり可愛らしく、これはこれで最高の出会いだった。
いやぁ、なかなか卵を見ただけで種類がわかる様には、ならないなぁ…
ベニシボリのように写真を楽しめるいい被写体もいれば、かなり困った被写体もいる。
上の写真は、カニ。
真中の、もじゃもじゃしているところが、カニで、左を向いてるの。
コワタクズガニという海藻やら色々と体にくっつけてカムフラージュするカニなのだけど、足の先から頭から、ぜーんぶに海藻をくっつけて見事に擬態するもんで、カニとして写真にすることがかなり難しい。
擬態に自身があるのか、ほとんど動かないので撮る事自体は簡単なのだけどね。
見つけようと思っても簡単に見つかる生物じゃないので、発見するとなんだか嬉しくなる。
見つけようと思っても簡単に見つかる生物じゃないので、発見するとなんだか嬉しくなる。
僕としては「どうです、すっごい擬態のカニでしょ!」って自信満々でお見せするんだけど、あまりにも擬態が完璧すぎて皆さん生物だと思ってくれない。というガイドとゲストの温度差のある生物だ。
*ウスユキミノとカエルアンコウはYASSさん撮影。ありがとう。
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