”巨大生物”の放牧されている草原だ。
この草原には、彼らの肛門から排出されるバイオ地雷だらけだ。
草原の奥へと進むほどに超密集し、もはや避けてあるくのは困難かと思わせるのだが、諦めずに避けて歩く、ゆっくりと、慎重に(笑)
気温が寒いせいか、匂いはほとんどしなかったので気にならないんだけどね。
すると、地雷を仕掛けた巨大生物(達)が現れるのだ。
競馬場で走っている奴らを3倍くらい太くしたような体つき。蹄の大きさは人の顔くらいある。
湿っていて草の生えた、やわらかい地面なのに、その蹄が歩き出すと、「ゴズッ」っという、まさに地響き。
「北斗の拳」に出てくる馬の歩く擬音は、まんざら嘘でもなかったんだ。と思ったりする
もしかして、ここの地面は特別音が響きやすいのかしら?と思って、真似して地面を思いっきり蹴ってみたけど、「ドン」なんかいわず「ぐしゅっ」と音がするだけ・・・
体重の桁が違うんだな。
あまりの迫力にかなりビビリ目だったけど、「超かつくほどおとなしいよ」というので近づいていってみる。
雪の降る大地に立ち尽くすようにしている姿から「寒立馬」(かんだちめ)というそうだ。
草が雪に覆われていると、お食事もせず、じっと立ち尽くしているんだけど、草が見えているのでみんなゴリゴリとひたすらお食事状態。
顔を上げている写真を撮ろうとするだけで結構大変だった。
1頭が顔を上げて近寄ってきたので焦ったけど、そのまま立ち尽くしていたら、匂いを嗅いで、また草をゴリゴリと足元で食べ始めた。好奇心旺盛な子供だったみたい。
これはなんともかわゆス。 すごいやさしい目をしてるしね。
伊豆の赤沢に「源頼朝の馬の蹄石」というのがある。
あの源頼朝が乗っていた馬の蹄の後が残っているという石なのだけど、いくら頼朝の立派な馬だからって、石に蹄の跡はのこらんだろう・・・と思ってた
でも、寒立馬を見ると、そういう馬もいたかもしれない、ありえる話だ。と思えてくる。
天下の源頼朝だから、きっと凄い馬を探してきて乗っていたんだろう。ケンシロウもラオウもぶっ飛ぶくらい、寒立馬より凄い馬がいたのかもしれない。
帰ったら、あらためて見に行ってみよう。
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