2012年10月8日
伊豆半島赤沢
晴れ
気温22.0度
北北東の風6m
水温25.6度
透視度12~25m
秋の連休初日は富戸。
暑いくらいの天気に恵まれて穏やかな海だった。
PHOTO:TAKUTO |
先日、地道に砂地を歩いているセスジミノウミウシを見たと思ったら、今日は泳いでいるセスジミノウミウシだった。
体をくねらせたりと、泳ごうとするそそぶりはなく、水の流れにのるように漂っていた。
この自然体の感じも綺麗だね。
しかし、今の富戸はアイドルが豊富だ。
ニシキフウライウオがいたという話を聞いて行ってみる。
ライトを照らさない肉眼ではベージュが混ざったようなケバケバの物体だったけど、光を当てるとそれはそれは見事な体だ。
あとから写真を見るとさらに凄い。
まったく、生物のデザインは不思議だ。
PHOTO:TAKUTO |
サラサハタの幼魚がいるという話を聞いて行ってみる。
この魚は僕は初めて見た。
白い体に黒の水玉の体は、生きている魚とは思えない。水玉の配置も絶妙だ。
顔のあたりは目と同じ大きさの黒丸が並ぶのは、急所をわからなくする為だろうか?
結構動きの激しい魚で、くねくねと腰を振りながら、大きな胸鰭を、まるでアホの坂田のように交互に動かし続ける。
見つからない様にしようと思っている動きには見えない。
可愛い姿をして、結構勝負を挑んでいる魚なんだろうか?などと考えてしまう。
次の日からは北風が強く、富戸はNGだったけど赤沢は穏やか。透視度もいい!
ビーチではオキタナゴの群れがこれでもかと群れていて、俊敏に泳ぐ求愛行動も見られる。
秋を感じさせる光景だ。
オキタナゴは卵胎生の魚で、来年の春になると2センチほどの仔魚を出産する。
出産のシーンは春に観察する事ができるのだけど、今目の前の求愛行動の次。交尾のシーンがよくわからない。
交尾してるのかな?
速すぎて見えない、追えない…
まだまだテスト中ではあるのだけど、先月認定された、「伊豆半島ジオパーク」の“ジオサイト”のひとつ「赤窪ジオサイト(仮称)」にお客様をご案内した。
1万3千年前に赤窪火山から流出した溶岩の流れの先端部分だ。
ジオサイトは、ジオパークの中でも地形の成り立ちや様子が解りやすいところが指定される。
赤沢の中の崎周辺は、赤窪火山からの溶岩流が見てすぐに感じ取れるので、「赤窪ジオサイト」として指定されてる。
その水中部分は、陸上で、「なるほど」と思う以上に豪快に溶岩流の痕跡が溢れている。
鋭く切り立った根の連続、通路の様な裂け目。激しい凹凸の岩肌と、あまりにも滑らかな岩肌。
中層を泳げば、アルプス山脈を飛んでいるような感覚になれる場所だ。
赤沢の港周辺と違って白い砂も広がる。
果てまで続く様な白い砂地は、「波照間級」だと、思う。。。
あまりにも複雑な地形を整理して地図を作り、ブイを設置したりモデルコースを作ったりと、広く皆さんに紹介出来るようになればと思う。
ビーチでは、200ダイブを迎えた仲間のお祝い!
なにかアイデアはないですか?と言われたので、ビールで乾杯してみてはどうかと提案した。
映画の「グランブルー」で、ジャックとエンゾがプールの中でシャンパンを飲んでいたように、なるのかな??というわけだ。
深いとビールは泡立たない。ということで、超浅瀬の2mで乾杯!
チビっとの泡が出て、ビールはゆらゆらと上へと上がってゆく。
微妙に黄色くなったグラスの中の物体を飲む200本ダイバー。
口に入るのは99.9%海水であり、ビールではない・・・
力技で泡だててシャンパンシャワーならぬビールシャワーにして口元へ。
と、やっぱり飲める訳が無い・・・
ちなみに、ダイビングをする前にお酒は飲んではいけない。
もちろん、ダイビング中もお酒は飲んではいけない。
飲めると思って提案もしてないけどね。
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1枚目の写真に写っているのはお魚ちゃん!?
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