2011年10月31日月曜日
【10月31日:赤沢】 魅惑の模様
10月31日
赤沢
晴れ
気温19.3度
北北東の風2m
水温21度
透視度15~20m(ボートポイント)
やはりだんだんとイシガキダイの群れが大きくなっているように思う。
ボートポイントの斜面に潜っていると、何度かすれ違うイシガキダイの群れ。
同じ群れが行ったり来たりしているのか、それともいくつかの群れがあるのか…
イシガキダイの群れって一回こっちを見に来るんだ。
誰だこいつ?なにこれ?って感じ。
それで、すーっと遠ざかって行って、あまり振り返らずに消えてゆく事が多い。
そう思って見ていると、やっぱり一回は挨拶しにくる。
結構かわいい。
そして綺麗な模様。結構見とれてしまう。
2011年10月30日日曜日
【10月30日:赤沢】 ハロウィンダイブ

赤沢
晴れのち雨
気温18.5度
北北東の風6m
水温21度
透視度7~15m

昨日は川奈で行われたハロウィン仮装イベントに出場。
前々からハロウィンで勝負しようと思っていたダースベイダーに、とうとう登場して頂いた。
ちょっと工夫をこらしたダースベイダーになっていて、このままダイビングできるようになってるの。
水中で会話もできる、要はフルフェイスマスクになってるというものだ。
スキューバの呼吸音がなんとも本物のダースベイダーっぽくて気に入ってる。
メンバーはウェディング姿の花嫁と付き添いの赤、青レンジャー
見事に特別賞のキンメダイをGETして、夕食は美味しく金目しゃぶしゃぶ!美味しかった、ありがとうベイダー卿。
来年はどうしよう、ネタに困る…
今日は赤沢。
向き的に北東の風は避けてて良かったのだけど、ちょっとウネリがあったかなぁ。
小さなものを見る時は揺れが気になったね。

このウミウシはなんだろうね?
スイートジェリーミドリガイって奴かな。

赤沢でも懲りずにちょっとコスプレしてみたり。
ちょっとそれっぽく動画を撮って楽しんでみた。
海の楽しみ方は色々っすよ。
2011年10月27日木曜日
【10月27日:赤沢】 未確認物体来襲

Akazawa IZUpeninsula
Fine
Temperture 17.1
Wind NNE 3m
U/Wtemperture 21
Visibility 15
飛びこんだらクラゲだらけだった。
複雑な形の小さなクラゲは櫛クラゲの仲間だとすぐにわかる。櫛クラゲは刺胞を持たないので刺される事は無い。
あたり一面のクラゲ避けられない様な状況でも安心して見る事ができる。
こういう時は美術館に来た様な気分だ。

クラゲはとっても綺麗だ。
ダイバーの吐く泡ででも壊れてしま様な儚い体なのに、造形は複雑で、柔軟な動きをする。

H・R・ギーガーもジェイムズ・キャメロンもジョージ・ルーカスも、こういう生物からインスピレーションを受けてデザインしているんだろうな。
人間の象像を超えてる。
櫛クラゲは、櫛板という点線のようなブロックが何本かあって、光の反射を受けて七色にウェーブして光る。
滑走路の照明みたいな。いやぁ、やっぱり宇宙船だろうな。
コントラストを上げたら宇宙船みたいな画像になった。
また目の前に宇宙船が現れた。
今日は、何だ?
今日は、何だ?
表面に凹凸のある透明な袋状の物体。
一方だけ穴があいていて、中は空洞だ。
透明な中に微妙に点々がある所を見ると、どうもホヤの様な匂いがする。
あいや、やっぱり宇宙船か。
誰も乗ってはいなかった。
超密集した木みたいなんだけど、これはこれでひとつの動物。テヅルモヅルだ。
簡単に言うと、「えれー枝分かれしまくったヒトデ」。
腕の先っぽ。
枝分かれしまくってるでしょ。
よくまぁ自分で自分に絡まってしまわないものだなと感心してしまう。
夜行性で、普通昼間は岩の隙間でまん丸くなってるので、実はなかなか出会えない生物なんだな。
今日は色々と不思議な生物に出会ったもんだ。
2011年10月25日火曜日
【10月25日:赤沢】 毛の生えてる貝

Akazawa IZUpeninsula
Fine
Temperture 25.1
Wind WSW 6m
U/Wtemperture 21
Visibility 15~25
ここのところ、0番ポイント付近で出会う事の多いアオウミガメ。
少し小ぶりなカメなのだけど、甲羅に白い斑点が1個あって、同じカメなのだとすぐにわかる。
0番から、少し港に戻った小浦鼻にかけての浅瀬で見かける事が多い。よっぽどここが気に入ったのだろう。
このカメ。あまりダイバーを恐れてないみたいだ。
こちらも、急に泳いだりせずにマーッタリと並走すると、カメもマーッタリと泳いでくれる。加速して行ってしまわない可愛いカメなんだな。
ま、カメも泳いでるしね。絶対に会えると言うわけではないのだけど、透視度がいいので出会う確率は上がってるね。

岩肌にひときわ目立つ巻貝ひとつ。
濃い黄色の貝に、ほんのり赤い剛毛が生えてるんだ。
生え具合がきれいだったので、じっくり見てみた。

良く見ると毛は枝分かれしていてフサフサ感がある。
なんだか貝と言うより恐竜の背中みたいだ。
巻きの先端の過去の部分には毛が生えてないってのがヒントなんじゃないかな?
巻貝の成長は口の部分がどんどん伸びて巻いて行くわけだけど、口の縁の部分にこの毛が欲しくて、成長と共に移動した毛は惰性というか、まぁ別に付いてても付いてなくてもいいよ的な…
毛のささくれは地面側に伏せる様な方向。
歩く時にモップ的な働きをするんだろうか?外的にひっくり返されにくいようにしてるとか?
あぁ歩いてるところ見たかったなぁ
写真を撮ってるうちに体は引っこんでしまったので、歩く様子を見る事はできなかった。
体の模様も見えずじまい。
カコボラなんじゃないかな?と思ったのだけど、どうも違うみたいだ。
分厚い貝の図鑑を見たけど、よくわからない。
こいつは一体誰なんだ?
貝は難しいね。何が難しいって、図鑑の文章が難しいの。
貝は難しいね。何が難しいって、図鑑の文章が難しいの。
---螺層に太い2本の螺肋があり、体層にはさらに数本の肋を持つ
・・・縦張肋は太く殻口外唇は最後の縦張肋となる
暗号だな。。。
2011年10月7日金曜日
【10月7日:赤沢】 秋伊豆の本領発揮か?

10月7日
赤沢
晴れ
気温23.5度
南東の風2m
水温23度
透視度10~15m
北寄りの風が強かったり、南東のウネリが思いのほか大きくなったりと、安定しない今週だったけど、ここに来て見事な回復だ。
ウネリはおさまり、風も無く、台風以来8m前後で白濁っていた透視度は10~15mに。明日はもっと良くなりそうだ。
汗ばむ、というか暑くてつらい位のお天気で、最高の秋の連休になりそうな予感がする。
2、3日天気図を見る事はなさそうだ。

沖合斜面の中層は群れが濃くなってきた。
防波堤を回ったあたりから、ずーっと中層にいるのはオキタナゴの群れだ。
オキタナゴは卵でなく、お腹から子供が出てくるという変わった産み方をする魚なのだけど、今は求愛と交尾のシーズンだ。
急激に寄り添って泳ぐ2匹が、あちこちで見られている。
求愛の泳ぎなのだろうけど、交尾の瞬間というのは、実はよくわからない…
来年の春になると、オキタナゴの出産が見られる。
今年の出産の様子 http://youtu.be/0gnwQIXQbG4

メジナがやたらと集まっている。
この群れに出くわすと、あまりダイバーを気にする様子なく、ずっと周りをまわっている。
何かの目的があって集まっている様にも見えるが、よくわからない。
たまに「ゴスッ!」っという鈍い音がするので何かと思ったら、中の数匹が急ターンをしている音だった。
ダイバーの吐き出すエアーの音にびっくりして急ターンをするのかと思ったので、試しに息を止めていると、それでもゴスッ、ゴスッ。っとターンをする。
ダイバーの排気に驚いているわけではないようだ。
去年の11月の映像 http://youtu.be/dCatApcN72E
今年もこうなるのか…?

イシガキダイの小さな集まりが見られるな、と思っていたら。今日は100匹ほどの群れに出くわした。
2つの群れがついたり離れたりしながら斜面をうろうろしているようだ。
これまたダイバーをあまり意識することはなく、向かってくる時はすぐ近くまで来る。
去ってゆく時は何所まで追いかけても振り返らなかったりする。
立派な大人のイシガキダイ。というよりも、少し小ぶりな、20センチ程度の大きさのイシガキダイノ集まり。赤沢では秋になるとまぁまぁ見られる光景だ。
大きな群れだと1000匹を超える、玉の様な集団で移動していることもある。玉の大きさは車より大きい。
なんで秋になると集まって来るのか、それでどうするのか、はよくわからない。

イシガキダイは綺麗な魚だ。
豹柄の様な模様は、尾ヒレや背ビレにもつながっている。徹底した全身豹柄。なのである。
単一パターンの模様が全部に入っていると言う魚は、他にいるのだろうか?思い当たらない。

台風15号で地形が変わってしまうほどだった赤沢だけど、もう元に戻った感じだ。
何も無くなってしまったかの様だった海底にも、ほっとする光景が戻ってきた。
しかしまぁ、今日は「よくわからない」を連発したもんだ。
オキタナゴやメジナ、イシガキダイなんて、伊豆には普通にいる魚類なのにね。
全くもって勉強不足。すみません…
もっとしっかり観察します。
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